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カラスヤサトシの日本文学紀行
カラスヤサトシノニホンブンガクキコウ

日本文学史上では語られることの少ない作品の面白さをカラスヤサトシ節ともいえるユーモラスな語り口と漫画でひもとくユニークな名作案内。林芙美子、北原白秋、正宗白鳥、原民喜、斎藤緑雨、坪内逍遙……後世に名を残す文士たちの素顔と名文の数々が、現代によみがえる。
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目次
第1章 1915年東海道車窓の旅
第2章 江ノ島逍遥
第3章 ダモイ・トウキョウ
第4章 芥川賞直木賞授賞式
第5章 元祖魔性の女 山田順子
第6章 暗夜行路を彩る人々
第7章 恐怖! 本物の怪談
第8章 143年前のハワイでリゾート!
第9章 ある動物学者の毀誉褒貶
第10章 武林無想庵という作家の一生
第11章 東洋の聖書
第12章 100年前の世田谷ボロ市
第13章 本当は恐ろしいザビエル
第14章 奇人岩野泡鳴伝
第15章 戦没者名簿を読む
第16章 戦時下のムー大陸
第17章 船の旅と御柱祭
第18章 くぐろう! 青春の門
第19章 大正、海辺の旧正月
第20章 樺太三つ富士を見に行く
第21章 原民喜と原爆と魔法
第22章 ネタと笑いの斎藤緑雨
第23章 もしも特高に捕まったら
書誌情報
紙版
発売日
2017年09月27日
ISBN
9784062207539
判型
A5
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
208ページ
電子版
発売日
2017年09月29日
JDCN
06A0000000000005651W
初出
本書は「小説現代」2015年6月号、8月号~2017年6月号に掲載された「カラスヤサトシの日本文学紀行」に、講談社BOOK俱楽部に掲載中の「カラスヤサトシの文庫で100年散歩」から選出した作品を加えたものです。
著者紹介
著・絵: カラスヤ サトシ(カラスヤ サトシ)
1973年大阪府出身。関西大学社会学部卒業。2003年、『月刊アフタヌーン』読者ページの欄外に自らの体験を題材にした4コマ漫画『愛読者ボイス選手権 特別版』を掲載し始めると、次第に人気を集め、2006年からは独立したページを持つようになり、2006年に掲載作をまとめた作品集『カラスヤサトシ』が刊行された。
装丁: 浅妻 健司(アサズマ ケンジ)