幻月奇談

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幻月奇談

ゲンゲツキダン

講談社X文庫ホワイトハート

神隠しにあった孫娘を捜す天本と敏生は!? 12月中旬のある日。森と敏生は、早川から駅前の喫茶店に呼び出される。そこには、早川と見知らぬ老婦人が待っていて、神隠しにあった孫娘を捜してと言われて……


あの人は死んだ。最後まで私を拒んで。
百鬼妖魔を討ち破る!ネオ・オカルト・ノヴェル!
消えた少女は本当に神隠しに遭ったのか。彼女の行方を追って、冬の金沢に飛んだ天本(あまもと)と敏生(としき)は……!?

天本の喉から、苦悶の声があがった。
まがまがしいほど美しい――あの人の面影をうつした人形のやわらかな舌が、無抵抗の天本の唇を、ゆっくりと割っていく。
(罠だ。……これは、妖(あやか)しの仕掛けた……罠だ)だが抗(あらが)う力は、もはや残っていなかった。(すまない、敏生……)
――それが、最後の正気の言葉であったか。
追儺師(ついなし)・天本と半精霊・敏生。話題のコンビが百鬼を討つ! ネオ・オカルト・ノヴェル!!


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書誌情報

紙版

発売日

1998年07月03日

ISBN

9784062553612

判型

A6

価格

定価:726円(本体660円)

ページ数

338ページ

シリーズ

講談社X文庫

電子版

発売日

2013年11月08日

JDCN

0625536100100011000N

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