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自己組織化とは何か
ジコソシキカトハナニカセイブツノカタチヤリズムガウマレルゲンリヲサグル

なぜ、自分で組み上がってしまうのか?
壊れたオモチャが勝手に元通りになることはない。だが、この世界には、生物に見られるように、自分で自分を作り上げるという現象が存在する。
「自己組織化」といわれるこの現象は、なぜ起こるのか?どう起こるのか?
カオス理論とともに、「複雑系の科学」を支える自己組織化という考え方は、何を生み出すか?
自分で自分を作り上げるマイクロマシンの可能性など、エキサイティングに展開する現代科学の新潮流を展望する。
目次
第1章 自己組織化とはなんだろうか
第2章 自己組織化現象のしくみ
第3章 細胞が示すインテリジェンス
第4章 脳が作るリズムとパターン
第5章 高等植物が作り出すリズムとパターン
第6章 人工脂質膜の示すリズム
第7章 自己組織化からカオス、そして複雑系へ
第8章 人工生命がもたらすもの
第9章 マイクロマシン──自己組織化が生み出すミクロの世界
第10章 分子素子への挑戦
書誌情報
紙版
発売日
1999年12月20日
ISBN
9784062572774
判型
新書
価格
定価:990円(本体900円)
通巻番号
1277
ページ数
256ページ
シリーズ
ブルーバックス