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聖母マリア <異端>から<女王>へ
セイボマリアイタンカラジョオウヘ
- 著: 竹下 節子

父と子と精霊──キリスト教は父性の宗教だった。教義が排除した「女性性」を、しかし、民衆は聖母の中に見いだす。「異端」の存在は、やがて「神」の座へと昇る。キリスト教の「女神」、聖母マリア。処女にして母、婢(はしため)にして女王、人類が永遠に憧憬する、「女性的なるもの」の化身。その多彩な容貌に、さまざまな角度から光を当てる。
【目次】
プロローグ 聖母マリアの現在・過去・未来
第一章 マリアの生涯
第二章 マリアはどこから来たのか
第三章 諸宗派とマリア
第四章 民間信仰の中のマリア
第五章 ドグマ狂騒曲
第六章 奇跡を起こすマリア
第七章 マリアの七つの顔
エピローグ
註
あとがき
索引
- 前巻
- 次巻
目次
プロローグ 聖母マリアの現在・過去・未来
第一章 マリアの生涯
第二章 マリアはどこから来たのか
第三章 諸宗派とマリア
第四章 民間信仰の中のマリア
第五章 ドグマ狂騒曲
第六章 奇跡を起こすマリア
第七章 マリアの七つの顔
エピローグ
註
あとがき
索引
書誌情報
紙版
発売日
1998年08月10日
ISBN
9784062581370
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
通巻番号
137
ページ数
238ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
著者紹介
比較文化史家・バロック音楽奏者。東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。同博士課程、パリ大学比較文学博士課程を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリズム史を修める。著書に『ローマ法王』『聖者の宇宙』『ジャンヌ・ダルク』『無神論』『神と金と革命がつくった世界史』など多数。