
マイページに作品情報をお届け!
ビザンツ 幻影の世界帝国
ビザンツゲンエイノセカイテイコク
- 著: 根津 由喜夫

12世紀。戦わずして勝つをモットーに、「世界の富の3分の2」を駆使し、世界帝国として君臨したビザンツ。目眩めく祝祭、膨大な多民族軍、老獪な外交。ローマ1千年の智恵を結集し、地中海の盟主の座を守り続けた老大国の華麗なるサバイバル戦略。
【目次】
プロローグ 大ローマ帝国の幻影
第一章 血族と混血児の宮廷
1 コムネノス朝の成立 コムネノス・ドゥーカス家門同盟の政権
2 爵位制度の改革
3 閉鎖的支配集団の形成
4 近親間の暗闘
第二章 微笑と歓待による「戦争」
1 マヌエル帝の造営事業
2 高貴な来訪者の歓待
第三章 コンスタンティノープルという名の「快楽」
1 世界の首都、異邦人の楽園
2 祝祭空間の政治性
3 広場の風景、庶民の暮らし
第四章 多民族軍団の世界制覇事業
1 異邦人に守られた帝国
2 宝玉の軍団
3 王者の戦い
第五章 白日夢の終焉
1 ヴェネツィア人との軋轢
2 ミュリオケファロン 虚構の帝国の崩壊
3 打算的なコスモポリタンの孤独
エピローグ 皇帝の死
註
あとがき
参考文献
人名索引
- 前巻
- 次巻
目次
プロローグ 大ローマ帝国の幻影
第一章 血族と混血児の宮廷
1 コムネノス朝の成立 コムネノス・ドゥーカス家門同盟の政権
2 爵位制度の改革
3 閉鎖的支配集団の形成
4 近親間の暗闘
第二章 微笑と歓待による「戦争」
1 マヌエル帝の造営事業
2 高貴な来訪者の歓待
第三章 コンスタンティノープルという名の「快楽」
1 世界の首都、異邦人の楽園
2 祝祭空間の政治性
3 広場の風景、庶民の暮らし
第四章 多民族軍団の世界制覇事業
1 異邦人に守られた帝国
2 宝玉の軍団
3 王者の戦い
第五章 白日夢の終焉
1 ヴェネツィア人との軋轢
2 ミュリオケファロン 虚構の帝国の崩壊
3 打算的なコスモポリタンの孤独
エピローグ 皇帝の死
註
あとがき
参考文献
人名索引
書誌情報
紙版
発売日
1999年04月09日
ISBN
9784062581547
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
通巻番号
154
ページ数
294ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
著者紹介
1961年、群馬県生まれ。金沢大学法文学部卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。富山大学人文学部助教授を経て、金沢大学文学部助教授。専攻はビザンツ帝国史。 著書に、『ギリシア文化の遺産』(共著、南窓社)がある。
関連シリーズ
-
アレクサンドロス大王 「世界征服者」の虚像と実像
-
地上の夢キリスト教帝国
-
記憶の中のファシズム
-
芸術と策謀のパリ
-
反ユダヤ主義
-
浮気な王の宮廷生活
-
ローマ帝国の誕生
-
ドラキュラ・シンドローム 外国を恐怖する英国ヴィクトリア朝
-
中世ヨーロッパの色彩世界
-
マンガ ローマ帝国の歴史
-
ローマ建国伝説 ロムルスとレムスの物語
-
生き残った帝国ビザンティン
-
地中海世界 ギリシア・ローマの歴史
-
古典ギリシア
-
姦通裁判 ―18世紀トランシルヴァニアの村の世界―
-
ハプスブルク帝国
-
「哲学と政治」講義
-
科学vs.キリスト教 世界史の転換
-
ハプスブルクとオスマン帝国-歴史を変えた<政治>の発明
-
傭兵の二千年史
-
動物裁判
-
東インド会社 巨大商業資本の盛衰
-
中世シチリア王国
-
大英帝国
-
戦うハプスブルク家
-
聖書VS.世界史
-
神聖ローマ帝国
-
新書ヨーロッパ史 中世篇
-
居酒屋の世界史
-
海の世界史
-
音楽のヨーロッパ史
-
悪女入門 ファム・ファタル恋愛論
-
ローマ五賢帝
-
ローマはなぜ滅んだか
-
ロスチャイルド家
-
ヨーロッパ「近代」の終焉
-
メディチ家
-
ブルゴーニュ家
-
ハプスブルク家の女たち
-
ハプスブルク家
-
デパートを発明した夫婦
-
エリザベス一世
-
イタリア・ルネサンス
-
イギリス近代史講義
-
イギリス王室物語