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ドゥルーズ 流動の哲学
ドゥルーズリュウドウノテツガク
- 著: 宇野 邦一

資本主義を読みとく鮮烈な哲学。ドゥルーズの薫陶を受けた著者がつづる創造的哲学者〈思考の伝記〉。「差異」「リゾーム」「器官なき身体」。独創的なキータームを駆使して、鮮やかにまた精緻に、〈現代〉と〈人間〉を解読しつづけたドゥルーズ。一切を〈流動の相〉からとらえるその眼差しに映った資本主義、権力、性、分裂症の姿は? 限りなく柔軟、限りなく開かれた、斬新で強烈な「民衆的」哲学の全貌。(講談社選書メチエ)
資本主義を追跡し続けた柔軟この上ない思考現代最大の怪物、資本主義。一切を解体し、回収するこの永久運動の根源=流動する欲望を、精神分析学・数学・文学など諸学を駆使して読み解く最先端思想の全貌。
目次
第1章 ある哲学の始まり――「差異と反復」以前
第2章 世紀はドゥルーズ的なものへ――「差異と反復」の誕生
第3章 欲望の哲学――「アンチ・オイディプス」の世界
第4章 微粒子の哲学――「千のプラトー」を読み解く
第5章 映画としての世界――イマージュの記号論
第6章 哲学の完成
書誌情報
紙版
発売日
2001年04月10日
ISBN
9784062582124
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
通巻番号
212
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社選書メチエ