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ハプスブルクとオスマン帝国-歴史を変えた<政治>の発明
ハプスブルクトオスマンテイコクレキシヲカエタセイジノハツメイ
- 著: 河野 淳

「トルコの脅威」が近代ヨーロッパを生んだ
圧倒的軍事力を誇るオスマントルコから、いかにヨーロッパを防衛するか?最前線に立たされたハプスブルクが取った対抗策──それは情報を収集し、バラバラな諸侯をデータを挙げて説得して糾合する一方、民衆を反トルコプロパガンダで動員することだった。
近代政治誕生のドラマを解明する画期的論考!
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目次
序論 世界史の転換点とハプスブルク家
第1章 ハプスブルクの政治における揺れ動くもの・動かないもの
第2章 対オスマン防衛という仕事
第3章 国境を守るということ
第4章 オスマンの脅威を印象付ける
第5章 ドイツ帝国議会における情報戦略――「事実」の持つ力
第6章 クロアチア諸身分との奇妙な論戦――王国を兵舎にするべきか?
第7章 ヨーロッパ近代政治の道筋
書誌情報
紙版
発売日
2010年05月07日
ISBN
9784062584715
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
通巻番号
471
ページ数
242ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
初出
筆者が2003年にウィーン大学に提出した博士論文Reichstag und Turkenkrieg:Informative Taktik und Turkensteuerforderungen Kaiser Maximilians 2. auf den Reichstagen von 1566 und 1567 を中心にして、関係する論考を加えたもの。第1、2、4、6、7章は本書のために新たに書いた。第3章は既発表の論考をもとに構成した。第5章は博士論文のエッセンスをまとめたもの。
著者紹介
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