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フィリピンBC級戦犯裁判
フィリピンビーシーキュウセンパンサイバン
- 著: 永井 均

マニラの惨劇と戦犯達の苦悩、そして裁判と恩赦をめぐる、語られざる現代史。
「BC級戦犯」の歴史にあらたな光を当てる実証研究。
独立国家として歩み出したフィリピン政府は、戦後の国際状況と対日関係、そして激しい国民の怒りを前に、この裁きに、どのような意義を見出し、困難に直面したか。
一五一名の被告は、いかにして裁かれ、獄中を過ごし、そして処刑、恩赦に至ったか。
日比両国の数多くの資料と当事者たちの証言を丹念に検証し、これまで様々に語られてきた戦犯裁判という問題に、実証の光を当てる試み。
【目次】
はじめに
第一章 フィリピン人の対日感情──一九四五年の原風景
第二章 独立国家としての挑戦──フィリピンの対日戦犯裁判
第三章 モンテンルパの時代──関係性の修復に向けた模索
第四章 恩赦──「怒り」と「赦し」の狭間で
おわりに
注
あとがき
略語表
写真出典一覧
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目次
はじめに
第一章 フィリピン人の対日感情──一九四五年の原風景
第二章 独立国家としての挑戦──フィリピンの対日戦犯裁判
第三章 モンテンルパの時代──関係性の修復に向けた模索
第四章 恩赦──「怒り」と「赦し」の狭間で
おわりに
注
あとがき
略語表
写真出典一覧
書誌情報
紙版
発売日
2013年04月11日
ISBN
9784062585514
判型
四六
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
通巻番号
548
ページ数
296ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
電子版
発売日
2015年07月24日
JDCN
0625855100100011000V
著者紹介
1965年生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程後期課程満期退学。博士(文学)。現在、広島市立大学広島平和研究所准教授。専攻は日本近現代史。主な著書に『フィリピンと対日戦犯裁判』(岩波書店、2010年)、共著に『近現代日本の戦争と平和』(現代史料出版、2011年)、『日記に読む近代日本』第五巻(吉川弘文館、2012年)などがある。