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ブリティッシュ・ロック 思想・魂・哲学
ブリティッシュロックシソウタマシイテツガク
- 著: 林 浩平

ハイデガーの実存の「開け」の概念とロック。「新たな霊性を啓くメディア」としてのロック。テクノロジーとロックの関係、新たな芸術ジャンルとしてのロックなど、思想の側からロックという「現象」を深く読み解く未曾有の論考。
【目次】
第一章 ロックの歴史
1 はじめに ロックとはなにか
2 ロックの誕生 ロックンロールに始まる
【略】
8 ピンク・フロイドとイエス
9 EL&Pとジェネシス
10 カンタベリー・ロックとその系譜
11 パンク・ロックの勃興
12 ヘヴィ・メタル・ロックの逆襲とパラノイア的心性の問題
13 ロックの巨大産業化とサブジャンルの複雑化
14 ロック・ジャンルのトライブ化
第二章 ロックという哲学思想
1 ニーチェ的経験からはじまる
2 〈悲劇〉としてのロック
3 ロックは「意志」の産物である
4 ロックを歌う「声のきめ」
5 「声」と「気分」の密接な関わり
6 自己開示を導くものとしてのロック
7 ロックを語ることの「自己表出」性
第三章 ロック・霊性を啓くもの
1 神秘主義思想とロック・ミュージシャン
2 アレイスター・クロウリーとジミー・ペイジ
【略】
6 シュタイナーの「音階体験」理論とロック・コード・スケール
7 ロックとオレクシス(絶対を希求する欲望)との結びつき
第四章 現代アートのなかのロック
1 ロック的な美意識の誕生
2 レコード・ジャケットのアート感覚 ヒプノシスの世界
3 ロジャー・ディーンとマーカス・キーフの仕事
4 アートスクール出身のロック・ミュージシャンたち
【略】
8 ブライアン・イーノとヴィデオアート
第五章 ロックの歌詞の世界
1 歌詞を通してロックを探る
2 ラブソング
【略】
6 内省的なメッセージを持つ歌詞 「エピタフ」
7 「スターレス」をめぐって
8 「天国への階段」のメッセージ
9 歌詞の文学性
第六章 ライフスタイルとしてのロック
1 ヒッピー・カルチャーとロングヘア
【略】
6 ドラッグ・カルチャーとロック
第七章 ロックは滅んだか
1 ロックは音楽ではない?
2 アンチ・ミュージシャンとしてのブライアン・イーノ
【略】
5 デジタル・テクノロジーがロックに引導を渡したか
第八章 ロックの未来形
1 ロック・スピリットの帰趨するところ
2 音楽シーンの衰退?
3 ロックの未来形?
あとがき
索引
- 前巻
- 次巻
目次
第一章 ロックの歴史
1 はじめに ロックとはなにか
2 ロックの誕生 ロックンロールに始まる
3 エイトビートの絶対性
4 アート・ロックの展開
5 ハード・ロック旋風
6 プログレッシヴ・ロックの隆盛
7 プログレ五大バンドの活躍 キング・クリムゾン
8 ピンク・フロイドとイエス
9 EL&Pとジェネシス
10 カンタベリー・ロックとその系譜
11 パンク・ロックの勃興
12 ヘヴィ・メタル・ロックの逆襲とパラノイア的心性の問題
13 ロックの巨大産業化とサブジャンルの複雑化
14 ロック・ジャンルのトライブ化
第二章 ロックという哲学思想
1 ニーチェ的経験からはじまる
2 〈悲劇〉としてのロック
3 ロックは「意志」の産物である
4 ロックを歌う「声のきめ」
5 「声」と「気分」の密接な関わり
6 自己開示を導くものとしてのロック
7 ロックを語ることの「自己表出」性
第三章 ロック・霊性を啓くもの
1 神秘主義思想とロック・ミュージシャン
2 アレイスター・クロウリーとジミー・ペイジ
3 ロバート・フリップとグルジエフ
4 スピリチュアル志向のロック・ミュージシャンたち
5 シュタイナーによる音楽本質論
6 シュタイナーの「音階体験」理論とロック・コード・スケール
7 ロックとオレクシス(絶対を希求する欲望)との結びつき
第四章 現代アートのなかのロック
1 ロック的な美意識の誕生
2 レコード・ジャケットのアート感覚 ヒプノシスの世界
3 ロジャー・ディーンとマーカス・キーフの仕事
4 アートスクール出身のロック・ミュージシャンたち
5 美術家によるロックのジャケット・デザイン
6 MTVとヴィデオアート
7 ミュージックヴィデオとMTVの凋落
8 ブライアン・イーノとヴィデオアート
第五章 ロックの歌詞の世界
1 歌詞を通してロックを探る
2 ラブソング
3 自己存在の確認と肯定
4 ドラッグ体験を歌う
5 説話的な歌詞
6 内省的なメッセージを持つ歌詞 「エピタフ」
7 「スターレス」をめぐって
8 「天国への階段」のメッセージ
9 歌詞の文学性
第六章 ライフスタイルとしてのロック
1 ヒッピー・カルチャーとロングヘア
2 異装としてのロングヘア
3 シルバーアクセサリーとタトゥー
4 グラム・ロック・ファッションとロンドンブーツ
5 カーニヴァルとしてのロック
6 ドラッグ・カルチャーとロック
第七章 ロックは滅んだか
1 ロックは音楽ではない?
2 アンチ・ミュージシャンとしてのブライアン・イーノ
3 自己否定性を内蔵したロック
4 ロックの終焉
5 デジタル・テクノロジーがロックに引導を渡したか
第八章 ロックの未来形
1 ロック・スピリットの帰趨するところ
2 音楽シーンの衰退?
3 ロックの未来形?
あとがき
索引
書誌情報
紙版
発売日
2013年08月09日
ISBN
9784062585606
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
通巻番号
557
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
著者紹介
1954年、和歌山県生まれ。東京大学法学部卒業。NHK勤務を経て早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。詩人。恵泉女学園大学特任教授。文芸評論家。日本文学研究者。詩集『心のどこにもうたが消えたときの哀歌』(書肆山田)、著書『裸形の言ノ葉 吉増剛造を読む』(書肆山田)、『折口信夫 霊性の思索者』(平凡社)、『テクストの思考 日本近現代文学を読む』(春風社)、編著『ロック天狗連』(彩流社)、共編著『やさしい現代詩』(三省堂)ほか。
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