アスペルガー症候群(高機能自閉症)の子どもを育てる本 学校編

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アスペルガー症候群(高機能自閉症)の子どもを育てる本 学校編

アスペルガーショウコウグンコウキノウジヘイショウノコドモヲソダテルホンガッコウヘン

健康ライブラリー

ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》

【学校生活でのアドバイスと注意点が満載】
アスペルガー症候群の子の多くが学校生活に強いストレスを感じている。
本書では科目ごとの教え方のポイントから係や当番の対応、気になる進学のことまで、学校生活の様々なシーンでのアドバイスと注意点を紹介。
教育現場で役立つ必読書。

(まえがきより)
本当の意味で支援をするためには、子ども一人ひとりの特性と、彼らの気持ちを理解する必要があります。同じアスペルガー症候群の子でも、行動様式は一人ひとり違います。型通りの支援では、彼らの悩みに対応しきれないのです。
本書には、子どもたちが学校生活のなかでどのような点に困難を感じているのか、そして、どう対処していけばよいのかということを解説してあります。(中略)
だれにも相談できず、不安な人こそ、本書を読んでほしいと思います。相談する前に、いますぐできることがあるのです。子どもの行動をよくみて、その子の本当の気持ちによりそうように対応することです。子どもを理解すること、すべてはそこからはじまります。そのために本書が役立てば、大変うれしく思います。(佐々木正美)

【本書のおもなポイント】
●他人の気持ちが想像できないアスペルガーの子ども。ケンカを減らして、友達を増やすには
●発達障害のことをクラス全員に伝える方法
●TEACCHを教育現場にとり入れる――国語・社会・算数・英語など科目別アドバイス
●授業での対応の差が、劣等感につながらないように注意
●一人ひとりにあった一日のスケジュールの立て方と教え方
●給食・掃除の時間を守ってもらうには
●受験勉強や高校、大学への進学はできるのか

【本書の構成】
第1章 アスペルガー症候群の子の学校生活
第2章 ケンカを減らして、友達を増やすには
第3章 イラスト要素で授業の理解力アップ
第4章 係・当番・部活動のトラブル予防法
第5章 現実的に、進学はできるのか


Ⓒ 

  • 前巻
  • 次巻

目次

《第1章 アスペルガー症候群の子の学校生活》
実際に、ほかの子とどんな違いが出るのか
【対応の基本】子どもの得意なこと・苦手なことを把握する/ TEACCHを教育現場にとり入れる/ 保護者と教師が行動すれば、二次障害は防げる
【アドバイス】本人への告知は、早い時期でもけっこうです
《第2章 ケンカを減らして、友達を増やすには》
子ども同士が誤解しあわないよう、配慮する
【友達付き合い】「空気の読み方」を文字や図で示す/ 友達ができないわけを考えてみる
【口ゲンカ】どんな言葉が文句・悪口になるかを教える/ 会話がすれ違ったときは、歩みよりを
【ケンカ・暴力】イライラ対策を、いっしょに考える/ いじめへの対応は、子どもまかせにしない
【実践例】ポケットに入る、小さな安心カード
【アドバイス】友達の数にはこだわらないでください
《第3章 イラスト要素で授業の理解力アップ》
対応の差が、劣等感につながらないように注意
【国語・社会】授業もテストも、質問をシンプルにする/ ノートの書き方は、細かく教える
【算数・数学】数の概念をビジュアルで教える
【英語】英文の意味を、絵やカタカナ文字で補足する
【生活・総合学習】趣味を自由研究にいかすように助言する/ 校外に出るときは友達といっしょに
【道徳】話しあうときには、具体例をたくさん挙げる
【理科・図工・家庭】道具の使い分けを、無理強いしない
【音楽】音の大きさ、歌と演奏の難しさを調整
【体育】運動の流れを、事前にくわしく伝える
【実践例】発達障害のことをクラス全員に伝える方法
【アドバイス】特別支援学級で自信をつける子もいます
《第4章 係・当番・部活のトラブル予防法》
決まりごとはひとつずつ、せかさずに伝える
【係・当番】
【部活動】
【登下校の注意】
【学芸会・文化祭】
【行事・課外活動】
【アドバイス】
《第5章 現実的に、進学はできるのか》
人と比べないで、自分のゴールを設定する
【進学】
【佐々木正美からのメッセージ】

書誌情報

紙版

発売日

2008年03月11日

ISBN

9784062594226

判型

B20取

価格

定価:1,320円(本体1,200円)

ページ数

102ページ

シリーズ

健康ライブラリーイラスト版

電子版

発売日

2020年01月24日

JDCN

06A0000000000187218F

著者紹介

監: 佐々木 正美(ササキ マサミ)

1935年、群馬県生まれ。川崎医療福祉大学特任教授、ノースカロライナ大学医学部精神科非常勤教授。新潟大学医学部を卒業後、東京大学、ブリティッシュ・コロンビア大学、小児療育相談センターなどをへて、現職。専門は児童青年精神医学、ライフサイクル精神保健、自閉症治療教育プログラム「TEACCH」研究。糸賀一雄記念賞、保健文化賞、朝日社会福祉賞などを受賞。

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