行為障害と非行のことがわかる本

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行為障害と非行のことがわかる本

コウイショウガイトヒコウノコトガワカルホン

健康ライブラリー

反抗的で、すぐに暴力をふるってしまう。盗みを働いたり、学校をさぼって遊び歩いたりする。そんな子どもの困った行動は、「やめさせよう」という姿勢でのぞんでも、なかなか思うようにはいかない。子どもの行動にどんな意味があるのか。行為障害(素行障害)の背景や発達障害との関係性から適切な支援法まで徹底解説。さらには少年院などでの矯正教育、保護観察はどうおこなわれるか、保護者への支援をどうおこなうかも紹介する。


ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》

【行為障害(素行障害)の背景と支援法を徹底解説】
反抗的ですぐに暴力をふるってしまう。盗みを働いたり、学校をさぼって遊び歩いたりする。
そんな困った行動は、「やめさせよう」という姿勢でのぞんでも、ななかな思うようにはいきません。
子どもの行動にどんな意味があるのか、まずはそこから見直してみることが必要です。
本書は非行への対処法の基礎の基礎。うまくいく指導や支援のヒントが満載の書です。

【本書のおもな内容】
ケース紹介/非行化していった子どもたち
《第1章 困った行動には意味がある》
困った行動をするのは困っている子ども/ 「行為障害」は「非行」の医学的な診断名
【視点を変える】

《第2章 行為障害の背景にあるもの》
子どもの特性と育つ環境が影響しあう
【行為障害のプロセス】
【育ちのニーズ】
【子どもの特性】
【育つ環境】

《第3章 発達障害と行為障害の関係》
行為障害の根底に発達障害があることも/ 行為障害と発達障害の症状がまざっている
【発達障害がある場合】

《第4章 適切な支援の進め方》
問題行動だけに注目せず広い視野をもつ/ 学校は社会で生きる力をつける最適な場所
【支援のしかた】
【子どもとの対話】
【保護者と学校の連携】

《第5章 立ち直りを支える》
非行化した子どもは「育て直し」が必要
【犯罪をおかしたら】
【保護者への支援】


  • 前巻
  • 次巻

目次

ケース紹介/非行化していった子どもたち
《第1章 困った行動には意味がある》
困った行動をするのは困っている子ども/ 「行為障害」は「非行」の医学的な診断名
【視点を変える】1/反抗的で攻撃的な言動が目立つ場合 2/ものを盗んだり平気でウソをついたりする 3/学校をさぼり派手な格好で遊びまわる 4/性的な逸脱、残忍なものへの興味が強い
《第2章 行為障害の背景にあるもの》
子どもの特性と育つ環境が影響しあう
【行為障害のプロセス】1/「うまくいかない自分」という自己イメージがある 2/「モード切り替えの失敗」が軋轢を生む 3/見捨てられても大丈夫な自分を演出する
【育ちのニーズ】1/子どもは段階をふみながら自立していく 2/思春期は問題をかかえやすい時期
【子どもの特性】対応をむずかしくする発達のでこぼこ
【育つ環境】1/保護者がゆとりをもてず孤立している 2/子どもがかかえる問題に気づけない大人
《第3章 発達障害と行為障害の関係》
行為障害の根底に発達障害があることも/ 行為障害と発達障害の症状がまざっている
【発達障害がある場合】1/早く気づけばそれだけ手当もしやすい 2/子どもの特性に合わせて対応していく 3/保護者と学校、専門機関が連携して支える
《第4章 適切な支援の進め方》
問題行動だけに注目せず広い視野をもつ/ 学校は社会で生きる力をつける最適な場所
【支援のしかた】1/個性に添ったやり方で意欲を引き出す 2/家庭や学校で約束を守る練習をする 3/目の前で起きる観察可能な行動を対象に 4/「ダメ!」と言う前にほめるチャンスをいかす 5/すぐに実行可能な提示・課題を出す 6/基本的な社会的スキルを磨く 7/注意・叱責は事前通告のうえで 8/禁をおかしたときは直後の対応が重要
【子どもとの対話】1/自己理解を促しやる気を高める 2/肯定的なやり取りで自己イメージの改善を 3/子どもの「こだわり」にはこだわりすぎない
【保護者と学校の連携】責めあうより子どもとの関係づくりを
《第5章 立ち直りを支える》
非行化した子どもは「育て直し」が必要
【犯罪をおかしたら】
【保護者への支援】

書誌情報

紙版

発売日

2011年07月21日

ISBN

9784062597562

判型

B20取

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

102ページ

シリーズ

健康ライブラリーイラスト版

電子版

発売日

2017年03月17日

JDCN

0625975600100011000S

著者紹介

監: 小栗 正幸(オグリ マサユキ)

法務省に所属する心理学の専門家(法務技官)として、犯罪者や非行少年の資質鑑別に従事し、京都、大阪などの少年鑑別所や成人矯正施設に勤務した後、鳥取少年鑑別所長、宮川医療少年院長を経て2009年3月退官。現在は特別支援教育ネット代表、特別支援教育士スーパーバイザーとして、各地の教育委員会、学校、福祉関係機関、発達障害関連の「親の会」等への支援をおこなっている。専門領域は、思春期・青年期の逸脱行動への対応。

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