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ネット依存症のことがよくわかる本
ネットイゾンショウノコトガヨクワカルホン
- 監: 樋口 進

インターネットにハマり、使用をやめられない心の病気「ネット依存症」。なかでもゲームは依存性が非常に強い。心のコントロールができていないとゲームのおもしろさに引きずり込まれてしまう。深夜に白熱するため、眠れなくなり、昼夜逆転の生活に。また食事もおろそかになって体がおかしくなる。引きこもりや家庭崩壊につながることも。本書ではハマる心理から治療法までを徹底解説。自分でできる依存度チェックテスト付き。
近年、インターネットの発展により、ネットに依存する人の数が急増しています。しかし、病気という認識がされず、生活に支障を来たしたまま、社会的・経済的に破綻していく人があとをたちません。ネット依存症の治療はまだ始まったばかりで、その治療施設は久里浜医療センターほか全国に2箇所しかないのが現状です。
本書では、ネット依存症とはなにかをわかりやすく解説。ネットにハマる心理から治療法、家族の対応法までがスッキリ理解できます。スマートフォンが加速度的に普及している現在、ネット依存症に陥る人も今後、大きく増えていくことは明白。ネットに関わる人たち必読の書です。
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目次
1 バーチャルに生きるぶんリアルに支障が出る
日常の破綻、廃人、発育阻害、家庭崩壊
2 息抜きや気分転換のレベルではない依存
依存とは、自己チェック、依存症のタイプ
3 なぜそれほどネットにハマるのか
依存への過程、なりやすい人、きっかけ
4 病気だと認識することが治療のスタート
治療方針、NIP、記録法、認知療法、家族の対応
5 ネットとの付き合い方を身につける
脱ネット、再発、ルールづくり、予防
書誌情報
紙版
発売日
2013年06月11日
ISBN
9784062597753
判型
B20取
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
102ページ
シリーズ
健康ライブラリーイラスト版
電子版
発売日
2017年03月17日
JDCN
0625977500100011000R
著者紹介
独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター院長。精神科医。1954年生まれ。東北大学医学部卒業、慶応義塾大学医学部精神神経科学教室に入局。のちに国立療養所久里浜病院(現・国立病院機構久里浜医療センター)へ。同病院の精神科医長や臨床研究部長などを経て現職。依存症の治療が専門。同病院に2011年にネット依存治療部門(TIAR)をたちあげ、全国から患者が集まっている。監修書に『アルコール依存症から抜け出す本』(講談社健康ライブラリーイラスト版)がある。