紅刷り江戸噂

マイページに作品情報をお届け!

紅刷り江戸噂

ベニズリエドウワサ

色と欲からおこる事件の数々、人間の弱さと罪業の深さ、江戸下町にも日本橋辺の大店にも、人生の悲愁が翳を落とす。織物問屋主人急死の真相を暴く「七草粥」、渡りの絵職人の犯罪を描く「虎」など、収録6編に纏綿(てんめん)する江戸情緒は、巨匠清張の的確な史観と、鋭い人間観察に裏打ちされ、生彩な光を放つ。――江戸市井の人間模様と風俗を描いて、推理の妙味と時代小説の醍醐味を堪能させる傑作集。


目次

七種粥

突風
見世物師

役者絵

書誌情報

紙版

発売日

1997年08月20日

ISBN

9784062620925

判型

A6

価格

定価:1,012円(本体920円)

ページ数

322ページ

初出

講談社文庫1975年7月刊

著者紹介

既刊・関連作品一覧