
マイページに作品情報をお届け!
色判官絶句
イロハンガンゼック

舞台は中国、明の時代。港町の寧波(ニンポー)に都から色男の判官、柳禎之(りゅうていし)がやってきた。迎えうつのは海の荒くれどもを従え、港を牛耳る若き女傑、高悠環(こうゆうかん)。その美貌とはうらはらに、火竜娘(かりゅうじょう)と呼ばれるほど気性は激しい。そこへ彼女に好意を寄せる呉家の頭(かしら)、鷹訓(ようくん)もからんで……。恋と権力、冒険。痛快無比の中国ロマン。
オンライン書店で購入する
目次
1 寧波港小景
2 明州虞美人
3 輪舞
4 舟山地獄めぐり
5 暴風頻り
6 暗雲急
7 対決前夜
8 色判官変化
9 夏嵐
10 乱雲
11 紫陽花庵哀情
12 落日没するとき
13 激鬧団円
あとがき
文庫版あとがき
書誌情報
紙版
発売日
1996年06月13日
ISBN
9784062632737
判型
A6
価格
定価:790円(本体718円)
ページ数
498ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2016年04月08日
JDCN
0626327300100011000S
初出
1993年4月に、講談社から単行本として刊行
著者紹介
解説: 縄田 一男(ナワタ カズオ)