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江戸は廻灯籠
エドハマワリドウロウ
- 著: 佐江 衆一

伜のためにと、50両を盗んだ、腕利きの屋根職人。それを知った親方がとった、思いがけぬ行動は? さすらいの銀細工師に寄せた茶屋女の恋心、足を洗いそこねた密偵(いぬ)の哀しみ、など、懸命に生きる庶民の意地と想いが交錯し、物語が物語を紡ぎ出す。7つの短篇のどこから読み始めても、やがてひとつの輪をなす、円熟の連作。親子の情、秘剣の冴え、忍ぶ恋! 八百八町に生きる庶民の哀歓が、時空をこえて鮮やかによみがえる。
ⒸShuichi Sae
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書誌情報
紙版
発売日
2000年08月10日
ISBN
9784062649469
判型
A6
価格
定価:607円(本体552円)
ページ数
336ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2019年12月13日
JDCN
06A0000000000071325J
初出
’97年5月に講談社より刊行された。『小説現代』「緑の五十両」’95年2月号 「落花一輪の剣」’95年5月号「いぶし銀の雪」’95年11月号 「いぬふぐり」’96年2月号 「千住大橋五月闇」’96年5月号 「風の鬼灯」’96年8月号 「老木の花」’96年12月号