江戸は廻灯籠
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江戸は廻灯籠

エドハマワリドウロウ

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江戸の息遣いを活写する“円環小説” 屋根職人、剣士、銀細工師、盗賊、目明し……。八百八町の片すみで懸命に生きぬく人々を鮮やかに描く、連作短篇集。

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江戸は廻灯籠
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江戸は廻灯籠

発売日:2000年08月10日

伜のためにと、50両を盗んだ、腕利きの屋根職人。それを知った親方がとった、思いがけぬ行動は? さすらいの銀細工師に寄せた茶屋女の恋心、足を洗いそこねた密偵(いぬ)の哀しみ、など、懸命に生きる庶民の意地と想いが交錯し、物語が物語を紡ぎ出す。7つの短篇のどこから読み始めても、やがてひとつの輪をなす、円熟の連作。親子の情、秘剣の冴え、忍ぶ恋! 八百八町に生きる庶民の哀歓が、時空をこえて鮮やかによみがえる。

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