警察腐敗―警視庁警察官の告発

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警察腐敗―警視庁警察官の告発

ケイサツフハイケイシチヨウケイサツカンノコクハツ

講談社+α新書

23年間の実体験が語らせる堕落と腐敗の構造!! 事件もみ消しのカラクリから、キャリア絶対のシステム、警察官へのマインドコントロールまで、内部を知りつくした著者の裸の証言!――キャリアによる独裁や監察と公安を二本柱とする監視システムは、さながら秘密警察のようである。任官時から警察的洗脳教育を駆使することで組織に逆らうことの恐ろしさを植えつけ、密告を奨励する。こうした管理体制は、警察を本来の目的から逸脱させ、一種の暗黒組織をつくりあげた。警察組織の行う洗脳教育の目的は、一般警察官を沈黙させることにある。「見ざる・聞かざる・言わざる」に徹するという組織の掟を守っていれば、昇進、高給、天下りの職場の確保など、「生涯安泰」という甘い蜜が用意される。結果的に警察官の誰しもが警察内規に縛られ、たとえ同僚とはいえ腹を割って真実を語れないこの現状がある限り、警察官に人並みの人権があるとはいえないのである。

●悪事の中心舞台が監察官室
●「キャリアに責任なし」が常識!?
●もみ消しのカラクリ
●ニセ領収書にもマニュアル
●裏金づくりの起源
●洗脳と監視のシステム
●組織に対する恐怖心の植えつけ
●署内のスパイ機関=警務課
●選抜選考という収賄システム
●ノルマ主義、点数主義の内幕


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目次

第1章 キャリア天国
第2章 「罰俸(ばつぽう)」転勤
第3章 内部からの告発
第4章 洗脳と監視のシステム
第5章 ノルマ主義、点数主義の内幕
第6章 堕落と腐敗

書誌情報

紙版

発売日

2000年07月19日

ISBN

9784062720250

判型

新書

価格

定価:748円(本体680円)

通巻番号

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社+α新書

電子版

発売日

2022年11月25日

JDCN

06A0000000000510243S

著者紹介

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