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天皇はなぜ生物学を研究するのか
テンノウハナゼセイブツガクヲケンキュウスルノカ
- 著: 丁 宗鐵

「学問、スポーツ」と「皇族、貴族」の関係を探る
“さかなクン”らに賛辞を贈られた天皇陛下は我が国のトップレベルの生物学研究者!
波乱に満ちた生涯を送られた昭和天皇には、また別の“顔”も存在します。それは学者、もっといえば、世界的にも名の知られた生物学者としての顔です。
「天皇の生物学」、そして本書の後半で説明するヨーロッパでのゴルフとサッカー、そしてパーティー。これらの話は、まるで無関係であるようで、実は深いところでつながっているというのが本書のテーマです。
そもそも天皇はなぜ生物学を研究されているのか。日本の皇室、ヨーロッパの王室、貴族とは何なのか。ひいては、日本の社会、ヨーロッパやアメリカの社会の深層に横たわる意外な違いと問題とは。この素朴な疑問にも、私なりの解釈を書き進めていきます。――<「まえがき」より抜粋>
●世界で高評価を受けた「学者裕仁」
●秋篠宮に受け継がれる生物学
●「国家戦略」としての生物学研究
●博物学は上流階級のたしなみ
●世界一周の航海は博物学のために
●家一軒と同様に高価だった顕微鏡
●階級の存在しない国・日本
●サッカーは“労働者”のスポーツ
●ラグビーは“紳士”のスポーツ
●スポーツや芸術は趣味か公務か
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書誌情報
紙版
発売日
2011年06月21日
ISBN
9784062727198
判型
新書
価格
定価:964円(本体876円)
通巻番号
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社+α新書