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「先送り」は生物学的に正しい 究極の生き残る技術
サキオクリハセイブツガクテキニタダシイ
- 著: 宮竹 貴久

先送り、死んだふり、パラサイト……ビジネスマンとして不道徳な行動は、科学的に正しい生存戦略。目からウロコの「生き残りの技術」。
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目次
序 章 弱者は「対捕食者戦略」で生き残れ
ビジネスマンも生物も自然淘汰
庭の中の「殺戮」
生物の原点は「生きる」
生物の対捕食者戦略に学べ!
先送り、擬態、寄生……多彩な技
第1章 変化のすすめ
DNAの「融通性」と「適応力」
生物は自在に「変容」する!
運命は遺伝子だけでは決まらない
ジャンクDNAはスイッチだった
遺伝子ダイエット
頭がデカくなるオタマジャクシ
朝令暮改は生物の防衛戦術
他
第2章 先送りのすすめ
上司と部下は天敵と餌食の関係!?
生態系ピラミッドとフードウェブ
職場のガラパゴス化
七つ星の悪魔の最適採餌戦略
死んだふりは「動かない戦術」
ファーブル以来の大疑問
死んだふりは生存に役立つか?
他
第3章 擬態のすすめ
武器がなければ「潜伏」せよ
隠遁者には限界がある
敵から隠れる能力「クリプシス」
カモフラージュ(偽装)は有効
曖昧さの「エッジング効果」
上司に対抗するための仮装戦略
白い蛾の謎の黒色化事件
食べられないように色を変えた?
答えは自然界の生物が知っている
他
第4章 休みのすすめ
進化生物学的に休め!
冬眠と時計遺伝子
フレックスタイム制は正しい
なぜ人はいつでもSEXできる?
バッタの大移動と労使紛争
人間にも蛹化の時間が必要だ
第5章 寄生のすすめ
弱者が自立を目指すのは間違い
派閥の本質は「利己的な群れ」
「トムとジェリー」と寄生虫
カマキリを操るハリガネムシ
左利きが右利きに寄生する
世界にはコバンザメが溢れている
よきホスト、上司、伴侶で決まる
他
第6章 共生のすすめ
双方が得をする「共生の関係」
カッコウ以外の巣の上で
悪魔のようなカッコウ戦略
托卵と没個性のサラリーマン
妥協こそ進化の産物
カッコウが用心棒になる?
ミトコンドリアと腸内細菌
切っても切れない関係がベスト
おわりに
書誌情報
紙版
発売日
2014年03月20日
ISBN
9784062728393
判型
新書
価格
定価:924円(本体840円)
通巻番号
ページ数
192ページ
シリーズ
講談社+α新書
電子版
発売日
2014年06月06日
JDCN
0627283900100011000C
著者紹介
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