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美濃牛
ミノギュウ
- 著: 殊能 将之

病を癒す力を持つ「奇跡の泉」があるという亀恩洞(きおんどう)は、別名を〈鬼隠れの穴〉といい、高賀童子(こうがどうじ)という牛鬼が棲むと伝えられていた。運命の夜、その鍾乳洞前で発見された無惨な遺体は、やがて起こる惨劇の始まりに過ぎなかった。古今東西の物語の意匠と作家へのオマージュが散りばめられた、精密で豊潤な傑作推理小説。(講談社文庫)
様々な意匠を駆使して描く傑作長編探偵小説。奇跡の泉を取材するため暮枝村を訪れた天瀬は、そこで名門一族を巡る異様な殺人事件に巻きこまれてゆく。精緻にして諧謔味豊かな傑作長編ミステリ、堂々の文庫化。
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目次
プロローグ
第一章 鬼の頭を切り落とし
第二章 牛の角もつ鬼を追ひ
第三章 めぐり逢ふたは橋の上
第四章 鬼の岩屋で朽ち果てり
エピローグ
参考・引用文献
書誌情報
紙版
発売日
2003年04月15日
ISBN
9784062737203
判型
A6
価格
定価:1,142円(本体1,038円)
ページ数
776ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2013年07月12日
JDCN
0627372000100011000W
初出
’00年4月講談社ノベルスとして刊行。