美濃牛
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美濃牛

ミノギュウウシ

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「鬼の頭(こうべ)を切り落とし……」首なし死体に始まり、名門一族が次々と殺されていく。あたかも伝承されたわらべ唄の如く。──『ハサミ男』で鮮烈なデビューを遂げた著者の才能を余すところなく表出し、ミステリのあらゆる意匠が豊潤に埋め込まれたこの物語は、新たな探偵小説の地平を切り拓き、2000年ミステリ界の伝説となる!

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美濃牛
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美濃牛

発売日:2003年04月15日

病を癒す力を持つ「奇跡の泉」があるという亀恩洞(きおんどう)は、別名を〈鬼隠れの穴〉といい、高賀童子(こうがどうじ)という牛鬼が棲むと伝えられていた。運命の夜、その鍾乳洞前で発見された無惨な遺体は、やがて起こる惨劇の始まりに過ぎなかった。古今東西の物語の意匠と作家へのオマージュが散りばめられた、精密で豊潤な傑作推理小説。(講談社文庫) 様々な意匠を駆使して描く傑作長編探偵小説。奇跡の泉を取材するため暮枝村を訪れた天瀬は、そこで名門一族を巡る異様な殺人事件に巻きこまれてゆく。精緻にして諧謔味豊かな傑作長編ミステリ、堂々の文庫化。

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