終戦のローレライ（３）

その日、広島は核の業火に包まれた。人類史上類を見ない大量殺戮（さつりく）の閃光が、日本に定められた敗北の道を歩ませ、「国家としての切腹」を目論む浅倉大佐の計画を加速させる。彼が望む「あるべき終戦の形」とは？　その凄惨な真実が語られる時、伊507乗員たちは言葉を失い、そして決断を迫られた。刮目（かつもく）の第3巻。【2005年3月公開　映画「ローレライ」原作】　（講談社文庫）


ありうべき終戦の形を巡り、錯綜する想い。本土で艦内でそしてウェーク島で誰もが一心に生きようとしていた。伊５０７に接収されたローレライシステムは、真に幸福な終戦へと誘ってくれるのか。

書誌情報

紙版

• 発売日: 2005年02月15日
• ISBN: 9784062750028
• 判型: A6
• 価格: 定価：765円（本体695円）
• ページ数: 480ページ
• シリーズ: 講談社文庫

電子版

• 発売日: 2013年06月28日
• JDCN: 0627500200100011000H

初出

’０２年１２月小社より刊行された、『終戦のローレライ』上下巻を４分冊にした第３巻。

著者紹介

著： 福井　晴敏（フクイ　ハルトシ）

製品関連情報

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