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動くとき、動くもの
ウゴクトキウゴクモノ

緑豊かな自然の中で、日々山が崩れ、河が荒れる――。祖母・幸田文が著した名作『崩れ』の地を再訪。そこで出会った人々と、寡黙だがかけがえのない「砂防」という営み。 「山も川も、人の心も、動かぬものはありません。決別であり、同時にそこからの始まりでもあります」著書の目と心に映る景色を確かな筆致で綴る。(講談社文庫)
祖母・幸田文が訪れた地――再訪して綴る想い
緑豊かな自然の中で、日々山が崩れ、河が荒れる――。祖母・幸田文が著した名作『崩れ』の地を再訪。そこで出会った人々と、寡黙だがかけがえのない「砂防」という営み。 「山も川も、人の心も、動かぬものはありません。決別であり、同時にそこからの始まりでもあります」著書の目と心に映る景色を確かな筆致で綴る。
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目次
はじめに
四半世紀の分かれ目 竜ヶ水・桜島
緑の山と砂防さん 六甲・田上山
天涯の幸せ 立山カルデラ
動く土地 小谷村・牛伏川
有珠に呼ばれる 有珠山
心ここにあらざれば 日光・足尾
復興が終わるとき 雲仙普賢岳・長崎市
海へとつづく旅 大谷崩れ・安倍川
あとさきを想う 富士山
時空を超える オーストリア
おわりに
文庫版によせて
書誌情報
紙版
発売日
2005年11月15日
ISBN
9784062752367
判型
A6
価格
定価:660円(本体600円)
ページ数
336ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2014年04月25日
JDCN
0627523600100011000D
初出
(社団法人)全国治水砂防協会「砂防と治水」139号(’01年4月)~148号(’02年10月)掲載。’02年11月、小社より刊行。
著者紹介
解説: 出久根 達郎(デクネ タツロウ)