私小説

男に会うためだけに海を越える私のいじらしい性欲。南国ホーチミンのレストランで口説いたボーイと、酷寒の宵に出会ったソウルのホテルマン。高校時代の翌（あす）なき春から、痛ましい夏を経て終焉の春へ、20年にわたる恋愛遍歴。魂の放浪記はここから始まった。静かで熱く、どこまでも赤裸々に描いた自伝的恋愛小説。


男に会うためだけに海を越える私のいじらしい性欲。南国ホーチミンのレストランで口説いたボーイと、酷寒の宵に出会ったソウルのホテルマン。高校時代の翌（あす）なき春から、痛ましい夏を経て終焉の春へ、20年にわたる恋愛遍歴。魂の放浪記はここから始まった。静かで熱く、どこまでも赤裸々に描いた自伝的恋愛小説。(講談社文庫)

書誌情報

紙版

• 発売日: 2007年02月06日
• ISBN: 9784062756075
• 判型: A6
• 価格: 定価：493円（本体448円）
• ページ数: 232ページ
• シリーズ: 講談社文庫

電子版

• 発売日: 2014年01月17日
• JDCN: 0627560700100011000P

初出

０４年１月に小社から刊行。

収録作品

• 作品名
  初出

• 作品名

  翌なき春

  初出

  初出：『小説現代』’０２年５月号

• 作品名

  きれいな南の小さな地獄

  初出

  初出：『小説現代』’０２年８月号

• 作品名

  やがて楽園に墜ちる時

  初出

  初出：『小説現代』’０２年１１月号

• 作品名

  赤い花の追想と白い花の追憶

  初出

  初出：『小説現代』’０３年２月号

• 作品名

  荒々しい夏の痛ましい死と恋

  初出

  初出：『小説現代』’０３年５月号

• 作品名

  誰も住めない夏の部屋

  初出

  初出：『小説現代』’０３年８月号

• 作品名

  めくるめく終焉の春に

  初出

  初出：『小説現代』’０３年１２月号

著者紹介

著： 岩井　志麻子（イワイ　シマコ）

解説： 徳光　正行（トクミツ　マサユキ）

製品関連情報

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