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私は好奇心の強いゴッドファーザー
ワタシハコウキシンノツヨイゴッドファーザー
- 著: 原田 宗典

「私は好奇心の強い女」……。新聞広告でみかけた魅惑の題名。思わず新聞を切り抜く原田少年だが、親に知られると恥ずかしい。ごまかしついでに始めた映画宣伝コレクションは、やがて原田少年を「ゴッドファーザー」へと誘う(表題作)。赤ん坊・原田宗典が、少年、青年、そして父親へと成長する間、いつも映画は傍にあった。軽妙にかつ愉快に描かれるシネマへの愛と家族への思い。やがて胸が熱くなる名エッセイ集。(講談社文庫)
銀幕の前で育った少年。映画は偉大な父なのだ。
偉大なる父(ゴッドファーザー)と生来の妄想力が、ムネノリ少年を映画好きにした。「007」でスパイを目指し、18禁作品上映館への突入を敢行した彼は、2児の父となっても映画少年でありつづける。3代にわたる銀幕との付き合いの末に訪れた「至福のとき」とは? 抱腹絶倒、そして誰もの胸に迫る、傑作シネマ&家族エッセイ。
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目次
コクトーから始まった
薔薇になったスパイ
王様は永久に不滅です
私は好奇心の強いゴッドファーザー
恐怖といふもの
お年頃だった!
想像して観よ
彼らとの再会
後ろ向きのエイリアン
1984年の映画事情
父と子の映画談義
映画監督になった男
リンチのやり方
試写会との相性
原作対映画
三人の「至福のとき」
書誌情報
紙版
発売日
2007年09月14日
ISBN
9784062758390
判型
A6
価格
定価:628円(本体571円)
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2012年10月26日
JDCN
0627583900100011000F
初出
『IN★POCKET』2002年2月号~2003年11月号まで、「上映のベルが鳴る」のタイトルで連載、2004年4月小社より単行本として刊行。