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新装版 ここに地終わり 海始まる(上)
シンソウバンココニチオワリウミハジマルジョウ
- 著: 宮本 輝

大西洋に突き出したポルトガルのロカ岬から、18年ものあいだ結核の療養生活を送っていた天野志穂子のもとに一枚の絵葉書が舞い込んだ。一世を風靡(ふうび)したコーラスグループ〈サモワール〉のリーダー梶井克哉の書いた言葉が、諦念に縛られていた志穂子に奇蹟をもたらす。人間の生きる力の源泉を描いた力作長編!
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書誌情報
紙版
発売日
2008年05月15日
ISBN
9784062760607
判型
A6
価格
定価:792円(本体720円)
ページ数
336ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2012年06月08日
JDCN
0627606000100011000I
著者紹介
1947年兵庫県神戸市生まれ。追手門学院大学文学部卒業。'77年『泥の河』で太宰治賞、'78年『螢川』で芥川賞、'87年『優駿』で吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。'95年の阪神淡路大震災で自宅が倒壊。2004年『約束の冬』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に『道頓堀川』『錦繍』『青が散る』『避暑地の猫』『ドナウの旅人』『ひとたびはポプラに臥す』『月光の東』『草原の椅子』『睡蓮の長いまどろみ』『森のなかの海』『星宿海への道』『にぎやかな天地』『宮本輝全短篇』(全2巻)など。ライフワークとして「流転の海」シリーズがある。