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竹千代を盗め
タケチヨヲヌスメ
- 著: 岩井 三四二

駿府の今川家の人質となっている松平元康(もとやす)の子・竹千代と奥方らを救い出す依頼が、甲賀の忍びの頭目・伴与七郎(ばんよしちろう)に舞いこんだ。綿密な算盤(そろばん)をはじき、銭四百貫文で商談は成立したのだが、乗り込んだ駿府で予期せぬ困難が続出する。窮地に追い込まれた与七郎は、甲賀に伝わる「大きな瓶(かめ)」の話に光明を見出した。(講談社文庫)
駿府の今川家の人質となっている松平元康(もとやす)の子・竹千代と奥方らを救い出す依頼が、甲賀の忍びの頭目・伴与七郎(ばんよしちろう)に舞いこんだ。綿密な算盤(そろばん)をはじき、銭四百貫文で商談は成立したのだが、乗り込んだ駿府で予期せぬ困難が続出する。窮地に追い込まれた与七郎は、甲賀に伝わる「大きな瓶(かめ)」の話に光明を見出した。
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目次
少将之宮町の夜
甲賀の夕暮れ
駿府の雪
岡崎の風
イヌイの声
西郡の夜明け
菅生川の渡し
書誌情報
紙版
発売日
2009年07月15日
ISBN
9784062763707
判型
A6
価格
定価:765円(本体695円)
ページ数
368ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2014年02月07日
JDCN
0627637000100011000S
初出
2006年3月、小社より単行本として刊行された。
著者紹介
1958年、岐阜県生まれ。一橋大学卒業。'96年に「一所懸命」で小説現代新人賞を受賞し、作家デビュー。2003年『月ノ浦惣庄公事置書』(文春文庫)で松本清張賞、2008年『清佑、ただいま在庄』(集英社)で中山義秀文学賞を受賞。他に『一所懸命』『南大門の墨壺』(ともに講談社)、『逆ろうて候』『戦国連歌師』『銀閣建立』(いずれも講談社文庫)、『悪党の戦旗ーー嘉吉の乱始末』(新人物往来社)、『琉球は夢にて候』(角川学芸出版)、『清佑、ただいま在庄』(集英社)、『踊る陰陽師ーー山科卿醒笑譚』『一手千両ーーなにわ堂島米合戦』(ともに文藝春秋)、『十楽の夢』(文春文庫)、『はて、面妖』『たいがいにせえ』(ともに光文社)、『難儀でござる』(光文社文庫)などがある。