
竹千代を盗め
タケチヨヲヌスメ
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時代は変わった。忍術は算術だ! 甲賀忍者の頭領・伴与七郎の武器は、そろばんと銭!!駿府に囚われた松平元康の妻子を奪還せよ。値は400貫文、久しぶりの大仕事だ。 気鋭が放つ、新感覚書き下ろし忍者小説。 駿府までの往復14日、駿府滞在ひと月半。馬、舟、店借賃、関銭、火薬代に鉄砲の損料、さらに先手への酒手。中忍への手当は1人ひと月12貫文。下忍はその半分として……締めて500のところを400貫文。こうして引き受けた大仕事だが、息子を人質として差し出し、仕事を邪魔する不審な者たちが現れ、味方に間者の影も。仕事ははかどらず、危険は増すばかり。これでは、割に合わないではないか!!
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竹千代を盗め
発売日:2009年07月15日
駿府の今川家の人質となっている松平元康(もとやす)の子・竹千代と奥方らを救い出す依頼が、甲賀の忍びの頭目・伴与七郎(ばんよしちろう)に舞いこんだ。綿密な算盤(そろばん)をはじき、銭四百貫文で商談は成立したのだが、乗り込んだ駿府で予期せぬ困難が続出する。窮地に追い込まれた与七郎は、甲賀に伝わる「大きな瓶(かめ)」の話に光明を見出した。(講談社文庫) 駿府の今川家の人質となっている松平元康(もとやす)の子・竹千代と奥方らを救い出す依頼が、甲賀の忍びの頭目・伴与七郎(ばんよしちろう)に舞いこんだ。綿密な算盤(そろばん)をはじき、銭四百貫文で商談は成立したのだが、乗り込んだ駿府で予期せぬ困難が続出する。窮地に追い込まれた与七郎は、甲賀に伝わる「大きな瓶(かめ)」の話に光明を見出した。