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苺をつぶしながら
イチゴヲツブシナガラ
- 著: 田辺 聖子

35歳の乃里子。剛との結婚解消とともに中谷財閥からも解放されて、仕事も昔の友情も取り戻した。1人暮らし以上の幸せって、ないんじゃない? しかし自分の将来の姿もなぞらえていた女友達に悲しい出来事が。そのとき手を差し伸べてくれたのは……。「誰か」がいるから、1人でも生きていける。
人生は美しい。この小説は、乃里子という女の子が生きている様子だけで、それを描き尽くす。瞠目する。――津村記久子
160万部の「乃里子3部作」連続刊行第3弾!
心許なさに1人で泣いたり、口にするのも恥ずかしい失敗をしたり。けっこう試練もあったりする。でも……
私、この作品を書くために生まれてきたのかもしれへんわ。――田辺聖子
35歳の乃里子。剛との結婚解消とともに中谷財閥からも解放されて、仕事も昔の友情も取り戻した。1人暮らし以上の幸せって、ないんじゃない? しかし自分の将来の姿もなぞらえていた女友達に悲しい出来事が。そのとき手を差し伸べてくれたのは……。「誰か」がいるから、1人でも生きていける。(解説・津村記久子)
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書誌情報
紙版
発売日
2010年11月12日
ISBN
9784062768023
判型
A6
価格
定価:770円(本体700円)
ページ数
352ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2017年01月20日
JDCN
0627680200100011000H
初出
2007年8月1日に小社より復刊された単行本を文庫化したもの。『小説現代』1981年9月1日発行・第19巻10号~12月1日発行・第19巻13号連載(全4回)