
電子あり
苺をつぶしながら
イチゴヲツブシナガラ
マイページに作品情報をお届け!
好きな果物は苺。ミルクの海でつぶして食べる――。財閥の御曹司と離婚して1年、乃里子はやっと自分を取りもどした。苺をつぶしながら考える――女の幸福って何かしら?女と男の理想的距離はどれくらい?でも、もう焦らない。楽しく生きてみるわ。――現代女性の愛を、真摯に美しく描く傑作長編小説。
TOPICS

最新刊情報
苺をつぶしながら
発売日:2010年11月12日
35歳の乃里子。剛との結婚解消とともに中谷財閥からも解放されて、仕事も昔の友情も取り戻した。1人暮らし以上の幸せって、ないんじゃない? しかし自分の将来の姿もなぞらえていた女友達に悲しい出来事が。そのとき手を差し伸べてくれたのは……。「誰か」がいるから、1人でも生きていける。 人生は美しい。この小説は、乃里子という女の子が生きている様子だけで、それを描き尽くす。瞠目する。――津村記久子 160万部の「乃里子3部作」連続刊行第3弾! 心許なさに1人で泣いたり、口にするのも恥ずかしい失敗をしたり。けっこう試練もあったりする。でも…… 私、この作品を書くために生まれてきたのかもしれへんわ。――田辺聖子 35歳の乃里子。剛との結婚解消とともに中谷財閥からも解放されて、仕事も昔の友情も取り戻した。1人暮らし以上の幸せって、ないんじゃない? しかし自分の将来の姿もなぞらえていた女友達に悲しい出来事が。そのとき手を差し伸べてくれたのは……。「誰か」がいるから、1人でも生きていける。(解説・津村記久子)