そろそろ旅に

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そろそろ旅に

ソロソロタビニ

講談社文庫

『東海道中膝栗毛』で一世を風靡(ふうび)するのはまだ先のこと。若き日の十返舎一九(じっぺんしゃいっく)、与七郎は平穏な暮らしに満たされず、憑(つ)かれたように旅を繰り返す。駿府から大坂、そして江戸へ。稀代のユーモア作家が心に抱いた暗闇とは何だったのか。意外な結末が深い感動を呼ぶ、直木賞作家渾身の長編小説。


江戸の大ベストセラー『東海道中膝栗毛』作者は、いかにして「道を外れた」のか。
「弥次さん喜多さん」の生みの親、十返舎一九が作家として立つまで。
漫画家しりあがり寿氏、嫉妬! 直木賞作家が贈る“笑って泣ける”時代小説!

『東海道中膝栗毛』で一世を風靡(ふうび)するのはまだ先のこと。若き日の十返舎一九(じっぺんしゃいっく)、与七郎は平穏な暮らしに満たされず、憑(つ)かれたように旅を繰り返す。駿府から大坂、そして江戸へ。稀代のユーモア作家が心に抱いた暗闇とは何だったのか。意外な結末が深い感動を呼ぶ、直木賞作家渾身の長編小説。<解説・しりあがり寿>

いやー、とても一九さんにはかなわない。(略)一九先輩、もしかして『東海道中膝栗毛』の弥次喜多が求めていたのも、そして先輩自身が求めていたのも、「リアル」だったんじゃありませんか? ――漫画家 しりあがり寿氏(『真夜中の弥次さん喜多さん』『弥次喜多 in DEEP』作者)――<本書解説より>


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目次

東へ西へ
大坂という町
道頓堀の出会い
嵐の前後
打ち壊し
様がわり
異国の香り
それぞれの道
外道の誘惑
婿の座
筆の旅立ち
勝負事の行方
焼けぶとり
二度目の災難
夢の旅立ち
江戸の風
泡の暮らし
二度目の見合い
恩人の餞別
故郷の風
道は惑わず
エピローグ

書誌情報

紙版

発売日

2011年03月15日

ISBN

9784062769020

判型

A6

価格

定価:901円(本体819円)

ページ数

576ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2016年04月08日

JDCN

0627690200100011000K

初出

2008年3月、小社より単行本として刊行。

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