
そろそろ旅に
ソロソロタビニ
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江戸随一の人気作家、十返舎一九。道草ばかりの青春時代! 人はいつ、何故、作者を志すのか。 直木賞作家 渾身の長編小説!! のちに十返舎一九の名で「東海道中膝栗毛」を著し、一大旋風を巻き起こす重田与七郎の若き日々。故郷駿府を出て大坂、江戸へ――。行く手の定まらない男が、行きつ戻りつ、旅の途中で見つけた己れの進む道とは。 「身どもでも、作者になれるのか」 「左様。なれましょう。道を外れることができれば、作者なぞだれでもなれまする」
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そろそろ旅に
発売日:2011年03月15日
『東海道中膝栗毛』で一世を風靡(ふうび)するのはまだ先のこと。若き日の十返舎一九(じっぺんしゃいっく)、与七郎は平穏な暮らしに満たされず、憑(つ)かれたように旅を繰り返す。駿府から大坂、そして江戸へ。稀代のユーモア作家が心に抱いた暗闇とは何だったのか。意外な結末が深い感動を呼ぶ、直木賞作家渾身の長編小説。 江戸の大ベストセラー『東海道中膝栗毛』作者は、いかにして「道を外れた」のか。 「弥次さん喜多さん」の生みの親、十返舎一九が作家として立つまで。 漫画家しりあがり寿氏、嫉妬! 直木賞作家が贈る“笑って泣ける”時代小説! 『東海道中膝栗毛』で一世を風靡(ふうび)するのはまだ先のこと。若き日の十返舎一九(じっぺんしゃいっく)、与七郎は平穏な暮らしに満たされず、憑(つ)かれたように旅を繰り返す。駿府から大坂、そして江戸へ。稀代のユーモア作家が心に抱いた暗闇とは何だったのか。意外な結末が深い感動を呼ぶ、直木賞作家渾身の長編小説。<解説・しりあがり寿> いやー、とても一九さんにはかなわない。(略)一九先輩、もしかして『東海道中膝栗毛』の弥次喜多が求めていたのも、そして先輩自身が求めていたのも、「リアル」だったんじゃありませんか? ――漫画家 しりあがり寿氏(『真夜中の弥次さん喜多さん』『弥次喜多 in DEEP』作者)――<本書解説より>