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ポトスライムの舟
ポトスライムノフネ
- 著: 津村 記久子

29歳、社会人8年目、年収163万円。
こんな生き方、働き方もある。
読むと心が軽くなる、“脱力系”お仕事小説。
Xで話題沸騰⇒300万インプレッション超え!
・発想が面白すぎる @888p_n_m888
・1年くらい休んで旅に出ようかな。笑
内容紹介でこんなにも「なるほど」と考えさせられた作品は初めて。 @sayu_furuya
注目のあらすじはこちら!
29歳、工場勤務のナガセは、食い扶持のために、「時間を金で売る」虚しさをやり過ごす日々。ある日、自分の年収と世界一周旅行の費用が同じ一六三万円で、一年分の勤務時間を「世界一周という行為にも換金できる」と気付くが――。ユーモラスで抑制された文章が胸に迫り、働くことを肯定したくなる芥川賞受賞作。
ⒸKikuko Tsumura
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書誌情報
紙版
発売日
2011年04月15日
ISBN
9784062769297
判型
A6
価格
定価:605円(本体550円)
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2024年09月30日
JDCN
06A0000000000845772I
初出
2009年2月、小社から単行本として刊行された。
収録作品
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作品名初出
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作品名
ポトスライムの舟
初出
『群像』2008年11月号
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作品名
十二月の窓辺
初出
『群像』2007年1月号
著者紹介
1978年、大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。2008年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、2009年「ポトスライムの舟」で芥川賞、2011年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、2013年「給水塔と亀」で川端康成文学賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2017年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞、2020年「給水塔と亀(The Water Tower and the Turtle)」(ポリー・バートン訳)でPEN/ロバート・J・ダウ新人作家短編小説賞、2023年『水車小屋のネネ』で谷崎潤一郎賞、翌年同書で本屋大賞第2位を受賞。その他『カソウスキの行方』『やりたいことは二度寝だけ』『二度寝とは、遠くにありて想うもの』『現代生活独習ノート』など著書多数。