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新装版 奇妙な昼さがり
シンソウバンキミョウナヒルサガリ
- 著: 阿刀田 高

微妙に心地よい脳をくすぐる32編 傑作ショートショート集!郁子が頼まれたアルバイトの内容は、別人になりすまして横浜元町へ行きワンピースを一着買い求め、さらに店で小物入れを忘れて帰ることだった……(「奇妙なアルバイト」より)。せわしないけどありきたりの日常を、いつしか得体のしれない影が蝕んでいく。
微妙に心地よい脳をくすぐる32編 傑作ショートショート集 第5弾
郁子が頼まれたアルバイトの内容は、別人になりすまして横浜元町へ行きワンピースを一着買い求め、さらに店で小物入れを忘れて帰ることだった……(「奇妙なアルバイト」より)。せわしないけどありきたりの日常を、いつしか得体のしれない影が蝕んでいく。
「早いのね」と夫に尋ねた。「うん。たまにはな。どこへ行ってたんだ、おしゃれをして」と、夫が笑いかける。たしかに今日のおしゃれは普段のレベルを越えている。
――嘘は厭――
夏子はとっさにこう思った。思ったというより身についた癖だった。「四谷までちょっと」四谷へ行ったことは確かである。「ほう? 同窓会?」
(「嘘をつかない女」より)
※本書は1996年1月に刊行された講談社文庫を一部改訂した新装版です。
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目次
夜の歌
バーボンの歌
海の歌
あとがき
ショートショートと短編小説 ──新装版のあとがきとして──
書誌情報
紙版
発売日
2011年12月15日
ISBN
9784062771238
判型
A6
価格
定価:660円(本体600円)
ページ数
304ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2016年05月13日
JDCN
0627712300100011000R
初出
1996年1月に刊行された講談社文庫を一部改訂した新装版。
収録作品
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作品名初出
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作品名
スエードの女
初出
『ベルエビータ』1988年秋号
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作品名
別れの朝
初出
『JR中吊り小説』第3回 1991年春
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作品名
髪
初出
『MINE』1989年12月10日号
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作品名
夜の歌
初出
『小説新潮』1989年11月号
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作品名
青いグラス
初出
『コルディア・エッセンス』1980年秋・冬号
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作品名
シェーン・カムバック
初出
『E・Life』1991年21号
-
作品名
室内風景
初出
『EXIT』1号 1987年12月
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作品名
チーズの贈り物
初出
『太陽』1991年7月号
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作品名
魚座の女
初出
『EXIT』5号 1989年8月
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作品名
マジック海苔
初出
『太陽』1991年7月号
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作品名
再会温泉
初出
『E・Life』1991年22号
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作品名
プレイバック
初出
『朝日新聞』1991年2月23日夕刊
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作品名
空飛ぶカーペット
初出
『太陽』1991年7月号
-
作品名
名コンビ
初出
『E・Life』1992年25号
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作品名
バーボンの歌
初出
『太陽』1991年7月号
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作品名
ジグソー・パズル
初出
『EXIT』4号 1989年6月
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作品名
20まで
初出
『新潮文庫パンフレット』1992年6月
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作品名
快適な家
初出
『小説推理』1988年8月号
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作品名
黒と白のブルース
初出
『小説現代』1991年4月号
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作品名
灰色の袋
初出
『ニューパラダイム』1988年11月
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作品名
まっ白い皿
初出
『太陽』1991年7月号
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作品名
嘘をつかない女
初出
『E・Life』1991年24号
-
作品名
奇妙なアルバイト
初出
『E・Life』1992年26号
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作品名
愛の酒場
初出
『マダム』1986年夏頃(広告)
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作品名
海の歌
初出
『朝日新聞』1991年8月24日夕刊
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作品名
灯台
初出
『EXIT』3号 1988年4月
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作品名
カタカナ物語
初出
『L&G』1988年8月号
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作品名
幸福の神様
初出
『E・Life』1991年23号
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作品名
光る歯
初出
『サンデー毎日』1991年10月6日号
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作品名
折れた矢
初出
『EXIT』2号 1988年2月
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作品名
サロン・バス
初出
『東京人』1992年8月号
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作品名
くぼみ頭
初出
『BA・SA・RA』1991年1月号