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戦国鬼譚 惨
センゴクキタンサン
- 著: 伊東 潤

人を欺けば謀られ、人を信じれば殺される。木曾谷の治世をめぐり反目する木曾家当主の義昌と弟の義豊。武田に殉じるか織田へ寝返るか――谷間に常と変らぬ春が訪れたとき、兄弟は慟哭の中で身悶えしなければならなかった。武田家滅亡が招いた鬼哭啾啾を活写し、極点での人間の本性を炙り出した傑作戦国絵巻5編。 「遂に伊東潤が文句のつけようのない傑作をものした」――文芸評論家・縄田一男(講談社文庫)
人を欺けば謀(たばか)られ、人を信じれば殺される。木曾谷(きそだに)の治世をめぐり反目する木曾家当主の義昌と弟の義豊。武田に殉じるか織田へ寝返るか――谷間に常と変わらぬ春が訪れたとき、兄弟は慟哭の中で身悶えしなければならなかった。武田家滅亡が招いた鬼哭啾啾(きこくしゅうしゅう)を活写し、極点での人間の本性を炙り出した傑作戦国絵巻5編。
●木曾谷の証人
●要らぬ駒
●画龍点睛
●温もりいまだ冷めやらず
●表裏者
※本書は2010年5月に小社より刊行されたものを加筆、修正したものです。
目次
木曾谷の証人
要らぬ駒
画龍点睛
温もりいまだ冷めやらず
表裏者
書誌情報
紙版
発売日
2012年10月16日
ISBN
9784062773942
判型
A6
価格
定価:726円(本体660円)
ページ数
336ページ
シリーズ
講談社文庫
初出
2010年5月に小社より刊行されたものを加筆、修正したもの。