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絲的サバイバル
イトテキサバイバル
- 著: 絲山 秋子

今までやっていないことに挑戦しようと始めた「一月一回一人キャンプ」。設備の整ったキャンプ場のみならず、人里離れた自然の中、友人の家の庭など考えつく限りの場所でテントを張る。醍醐味は何といっても焚き火と食事、そして酒。夜には読んでみたい新書のタイトルを考えたり、何かの気配を感じたり……。(講談社文庫)
人気シリーズ第3弾!
キャンプはどこでだってできる、のか? たった一人、自前で挑む突撃エッセイ!
今までやっていないことに挑戦しようと始めた「一月一回一人キャンプ」。設備の整ったキャンプ場のみならず、人里離れた自然の中、友人の家の庭など考えつく限りの場所でテントを張る。醍醐味は何といっても焚き火と食事、そして酒。夜には読んでみたい新書のタイトルを考えたり、何かの気配を感じたり……。
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目次
たったひとりでいたいのだ
窪地窪地、それと薪ったら薪
親愛なるステファニーへ。
キャンプは日常の延長なのだ
氷上デイキャンプ
キュウリと猫と宇宙人
大都会の小さなオヤジ世界
焚き火は蹴って育てろ!
嫁に行くなら六合村へ
野獣と椅子焼肉
道なき道、私だけが転ぶ
無題
自問自答
矢木沢リベンジ
~きのこきのこきのこ そして愚かな私
日本海ひねもすのたり
庭キャンプとヤンキー観光
カタツムリの内側
純文学風撤収
遥かなる腹の声
キャンプをやめてお家へ帰ろう
書誌情報
紙版
発売日
2012年11月15日
ISBN
9784062774178
判型
A6
価格
定価:607円(本体552円)
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2012年12月14日
JDCN
0627741700100011000M
初出
2009年3月に小社より単行本として刊行されたもの。
著者紹介
1966年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。メーカーに入社、営業職として福岡、名古屋、高崎などに赴任。2001年退職。'03年に「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞、'04年に「袋小路の男」で川端康成文学賞、'05年に『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、'06年に「沖で待つ」で芥川賞をそれぞれ受賞。他の著書に『逃亡くそたわけ』『エスケイプ/アブセント』『ダーティ・ワーク』『ばかもの』『妻の超然』『末裔』『不愉快な本の続編』、エッセイ集『北緯14度』『絲的メイソウ』『絲的炊事紀 豚キムチにジンクスはあるのか』『絲的サバイバル』などがある。