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双月高校、クイズ日和
ソウツキコウコウクイズビヨリ
- 著: 青柳 碧人

たった一度きりの高校生活。一生記憶に残るような、燃えるものを探したい――けれど、それが何か分からない。そんな不安や閉塞感を抱いた生徒たちが、クイズ同好会を結成した。記憶力が致命的に劣るリーダー。テニス部を途中退部した美少女。ケンカは強いのに、じつは極端なアガリ性の不良少女etc.。個性豊かなメンバー7人が、「本当の仲間」を見つけ、全国高校クイズ大会出場を目指す! (講談社文庫)
たった一度きりの高校生活。一生記憶に残るような、燃えるものを探したい――とは言うけれど、それが何か分からない。そんな漠然とした不安や閉塞感を抱いた生徒たちが、放課後の一室に集まった。キーワードは、なんと「クイズ」。変わり者として知られる二年生の男子生徒が、クイズ同好会の創設に向け、のべつまくなしに有志を募ったのである。クイズ? 何それ。カッコ悪い。周囲から冷ややかな視線を浴びせられ、心が折れそうになる会員たち。だが、次第に「クイズ競技とは、スポーツと同じ真剣勝負である」ことに気づき、その魅力に惹きつけられていく。記憶力が致命的に劣るリーダー。テニス部を途中退部した美少女。演劇をしたいけれど、人数集めに自信がない気弱な少年。ケンカは強いのに、じつは極端なアガリ性の不良少女etc.。個性豊かなメンバー7人が、「本当の仲間」を見つけ、全国高校クイズ大会「ビロード6」出場を目指す――。累計25万部突破『浜村渚の計算ノート』シリーズの著者が描く、爽やかな文化系青春小説。解説=福留功男
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書誌情報
紙版
発売日
2013年01月16日
ISBN
9784062774437
判型
A6
価格
定価:858円(本体780円)
ページ数
400ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2013年02月08日
JDCN
0627744300100011000D
初出
2007年刊行の「ヒポクラテス・クラブ」(新風舎)をもとに、2011年に加筆・修正を加えたうえで「双月高校、クイズ日和」と改題し、講談社から単行本として出版されたもの。文庫化にあたり一部加筆・修正。
著者紹介
1980年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。早稲田大学クイズ研究会OB。『浜村渚の計算ノート』で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞し、デビュー。同作はシリーズ化され、現在までに『浜村渚の計算ノート 2さつめ ふしぎの国の期末テスト』『浜村渚の計算ノート3さつめ 水色コンパスと恋する幾何学』『浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理』(いずれも講談社)が刊行されている。その他の著書として、『千葉県立海中高校』『雨乞い部っ!』『希土類少女』(いずれも講談社)、『判決はCMのあとで』(角川書店)、『ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会』(早川書房)がある。