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毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記
ドクフキジマカナエヒャクニチサイバンボウチョウキ
- 著: 北原 みのり

肉体と結婚をちらつかせて男たちから1億円以上もだまし取り、3人の男を練炭で殺害したとして死刑判決を受けた木嶋佳苗被告。100日に及んだ裁判では、彼女のファッションまでもが話題となり、自身のセックスについて赤裸々に語ったことで、日本中が騒然となった。裁判の傍聴に加え、故郷・北海道別海町や事件関係者への徹底した取材により木嶋被告の内面に迫る渾身の一冊!
男たちはなぜ、だまされたのか――
肉体と結婚をちらつかせて男たちから1億円以上もだまし取り、
3人の男を練炭で殺害したとして死刑判決を受けた木嶋佳苗被告。
100日に及んだ裁判では、彼女のファッションまでもが話題となり、
自身のセックスについて赤裸々に語ったことで、日本中が騒然となった。
「稀代の婚活詐欺師」「平成の毒婦」と呼ばれた木嶋被告とは、どんな人物なのか。
決して美人とはいえない容姿で、何人もの男を手玉に取れた理由とは。
裁判の傍聴に加え、故郷・北海道別海町や事件関係者への徹底した取材を通して
木嶋被告の内面に迫った渾身の一冊!
「佳苗のことを考えていると、色んな風に考えが広がる。女と男のことを考える。女目線、男目線の違いを考える。私たちは、男に何を求めているのか。なぜ、男たちは佳苗に苛立つのか。ある種の女たちは佳苗に惹かれ、ある種の女たちは、佳苗を憎むのか」――本書より
目次
目次
まえがき
第1章 100日裁判スタート
やばい。私、振り回されてる
だまされた男たち
セックスをする男、しない男
整形よりベンツ、ダイエットより料理教室
佳苗が男にあげたもの
佳苗ガールズ
第2章 佳苗が語る男たち
「名器」自慢に法廷内パニック!
本命の男たち
ふつふつと湧く耐え難い嫌悪感
光がない佳苗の瞳
女性検事VS.佳苗
ついに死刑求刑
第3章 佳苗の足跡をたずねて
初めての罪
母との葛藤
佳苗が見た東京
第4章 毒婦
判決
毒婦。
付録 対談 北原みのり×信田さよ子
母娘関係から読み解く「木嶋佳苗」事件
書誌情報
紙版
発売日
2013年10月16日
ISBN
9784062776882
判型
A6
価格
定価:616円(本体560円)
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社文庫
初出
2012年4月、朝日新聞出版より刊行。
著者紹介
1970年、神奈川県生まれ。コラムニストで、女性のセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」代表。著書に『フェミの嫌われ方』『ブスの開き直り』『はちみつバイブレーション』『アンアンのセックスできれいになれた?』など。近刊に『さよなら、韓流』がある
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