カジュアル・ベイカンシー 突然の空席 2

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カジュアル・ベイカンシー 突然の空席 2

カジュアルベイカンシートツゼンノクウセキ

講談社文庫

イギリス西部の田舎町、パグフォード。議員のバリーの突然死により、議席に「突然の空席=カジュアル・ベイカンシー」が生まれた。その空席をめぐる選挙に向かい、それぞれの家庭の実情が明らかになる。「同級生」「富裕層と貧民層」「嫁姑」「親子」「恋人」「夫婦」――それぞれの闘い。町の人々の素顔が明らかになり、広がった物語が一気に本流にまとまったときの手腕。稀代のストーリーテラーがどうしても描きたかった物語。


イギリス西部の田舎町、パグフォード。議員のバリーの突然死により、議席に「突然の空席=カジュアル・ベイカンシー」が生まれた。その空席をめぐる選挙に立候補したのは3人。
立候補者と議員の家族、そして「フィールズ」の住人である家族が中心となり、選挙に向かって物語は進む。選挙活動が続く中で、さまざまな「戦い」が明らかになる。「子ども同士の戦い」「富裕層と貧民層の戦い」「嫁姑の戦い」「親子の戦い」「恋人同士の戦い」――。
町の人々の素顔が明らかになり、広がった物語が一気に本流にまとまったときの素晴らしさ。稀代のストーリーテラーがどうしても描きたかった物語がここにある。

「胸が張り裂けそうな気持になる。もうこれ以上ページはめくれないとさえ思う。でも同時にやめるにやめられない」ディープティ・ハジェラ/アソシエイティッド・プレス

「この上なく素晴らしい小説だ……これは本物だ。著者名がJ.K.ローリングでなかったとしても私は意見を変えない」デイヴィッド・ロビンスン/スコッツマン

「野心的でまばゆいばかり。神をも懼れぬ、人の心をかき乱すような大長編。小説とはそもそもこういうものだ。ウソやインチキなど微塵もない。人間とは何か、小説とは何かを知り尽くした者のみが書ける深い感動を呼ぶ物語」レヴ・グロスマン/タイム・マガジン

「忘れがたく素晴らしい登場人物たち…鮮烈な読書体験。心の底から揺さぶられた」エリザベス・グレイック/ピープル・マガジン

「あまりにも面白くて止まらない」マルコム・ジョーンズ/デイリー・ビースト

「ドンドン押しまくられるような読後感」ウォール・ストリート・ジャーナル

「心から感動した」モニカ・ヘス/ワシントン・ポスト

「現代の格差社会を鋭くえぐる悲喜劇。人はどのように生きてゆくべきかというテーマが非常に読みやすい物語で語られる」エマ・リー-ポッター/デイリー・エクスプレス

「『カジュアル・ベイカンシー』は実に魅力的で素晴らしい小説だ。我々の心をつかんで離さない……J.K.ローリングは本当に勇気のある作家だとみずから証明した」
ヘンリー・サットン/ミラー


目次

Part 3
Part 4
Part 5
Part 6
Part 7
1巻▼Part 1/(Olden Days)/Part 2

書誌情報

紙版

発売日

2014年02月14日

ISBN

9784062777728

判型

A6

価格

定価:1,100円(本体1,000円)

ページ数

480ページ

シリーズ

講談社文庫

初出

2012年11月に小社より刊行。

著者紹介

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