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大人のアスペルガー症候群
オトナノアスペルガーショウコウグン

ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 こころライブラリーイラスト版》
【うまく生きられないのは、障害があるため?】
社会に出てからアスペルガー症候群で苦しんでいる人は多い。
本人は仕事ができず、友だちが作れずに悩んでいる。
障害のもつ特性が、どう心に影響するかを徹底解説
自分では一生懸命がんばっているつもりなのに、
上司や同僚から「仕事ができない」「常識や礼儀が身についていない」と
批判されるのが、アスペルガー症候群の人に多い悩みです。
よい人間関係が構築できず、職場を転々として、
じょじょに自信を失っていってしまいます。 (第3章より)
【本書のおもな内容】
《第1章 なぜうまく生きられないのか》
●アスペルガー症候群/ よくも悪くも目立つ、三つの特性
●行動特徴/ 社会性がなく、失礼な言動をする
●どう考えるべきか/ こころの病気ではなく、脳機能のかたより
《第2章 人にあわせられない疎外感》
●付き合いの悩み/ 友達のつくり方がわからない
●子ども時代は……/ 少数の友達とだけ、仲がよかった
●どう考えるべきか/ 付き合いの幅を無理に広げない
●column 友人に頼みたいこと/ 悪意がないことを知ってもらう
《第3章 職場に定着できない無力感》
●仕事への無力感/ 指示されないと、自分からは動けない
●学生時代は……/ 天才肌で、得意科目に自信があった
●どう考えるべきか/ 指示があれば、期待に応えて働ける
●column 同僚に頼みたいこと/ 独特の行動への理解を求める
《第4章 誤解と非難がもたらす劣等感》
●誤解/ 家族が障害を認めないことに苦しむ
●二次障害/ 非難され続けて、劣等感や絶望を抱く
●どう考えるべきか/ 二次障害は対応次第で防げること
●家族に頼みたいこと/ 障害にいっしょにとりくんでいく
《第5章 支援を受けると、生活が安定する》
●生活支援/ 療育手帳や福祉手帳は取得できるのか
●就労支援/ 支援センターを利用して適職をみつける
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目次
まえがき
友達ができない、仕事ができない――その原因がアスペルガー症候群?
《1.なぜうまく生きられないのか》
【アスペルガー症候群】 よくも悪くも目立つ、三つの特性 【行動特徴】 会話ができているようで、できていない/ 社会性がなく、失礼な言動をする/ 想像力に乏しく、応用がきかない 【どう考えるべきか】 こころの病気ではなく、脳機能のかたより/ 困難を放置すると、こころの問題に
《2.人にあわせられない疎外感》
【付き合いの悩み】 友達のつくり方がわからない/ 誘いをうまく断れず、険悪になる/ 真剣なのに、恋愛が長続きしない 【どう考えるべきか】 付き合いの幅を無理に広げない/ 嘘をつけない素直さを大切に 【集団での孤立感】 人と同じようにできず、悩んでいる/ 余計なことを言って、浮いた存在に/ 興味のないイベントは楽しめない 【どう考えるべきか】 ルールやマナーをマニュアルで学ぶ/ ひとりで動ける行動力をいかす
【子ども時代は】 少数の友達とだけ、仲がよかった/ いじめにあい、人間関係に悩んだ
《3.職場に定着できない無力感》
【仕事への無力感】 指示されないと、自分からは動けない/ 「努力がたりない」と言われてつらい/ 融通がきかず、ひんしゅくをかう 【どう考えるべきか】 指示があれば、期待に応えて働ける/ 規則正しい行動を仕事につなげる 【会話の戸惑い】 人と対面する仕事は強いストレスに/ お詫びやお礼がすぐに言えない/ 電話の相手が怒ったわけがわからない 【どう考えるべきか】 失言をおそれず、正直にたずねる/ 常識にとらわれない発想を力に
【学生時代は】 天才肌で、得意科目に自信があった/ 言葉づかいの悪さをよく注意された
《4.誤解と非難がもたらす劣等感》
【誤解】 家族が障害を認めないことに苦しむ 【二次障害】 非難され続けて、劣等感や絶望を抱く 【どう考えるべきか】 二次障害は対応次第で防げること 【家族に頼みたいこと】 障害にいっしょにとりくんでいく
《5.支援を受けると、生活が安定する》
【生活支援】 療育手帳や福祉手帳は取得できるのか 【就労支援】 支援センターを利用して適職をみつける
書誌情報
紙版
発売日
2008年08月30日
ISBN
9784062789561
判型
B20取
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
100ページ
シリーズ
こころライブラリーイラスト版
著者紹介
1935年、群馬県生まれ。川崎医療福祉大学特任教授、ノースカロライナ大学医学部精神科非常勤教授。新潟大学医学部を卒業後、ブリティッシュ・コロンビア大学、小児療育相談センターなどをへて、現職。専門は児童青年精神医学。監修書に『アスペルガー症候群のすべてがわかる本』(講談社)など。
1955年、福岡県生まれ。宇都宮大学教育学部特別支援教育専攻教授、教育学博士、臨床心理士。慶応大学文学部を卒業後、筑波大学、障害者職業総合センター、ノースカロライナ大学医学部TEACCH部留学などをへて、現職。専門は発達障害者の就労支援。編著書に『青年期自閉症へのサポート』(岩崎学術出版社)など。
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