警視庁公安部外事二課 ソトニ イリーガル 非公然工作員

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警視庁公安部外事二課 ソトニ イリーガル 非公然工作員

ケイシチョウコウアンブガイジニカソトニイリーガルヒコウゼンコウサクイン

講談社+α文庫

警察組織の頂点に立つ内閣官房副長官が、何者かに狙撃された。一方ニューヨークでは、北朝鮮の高級外交官が日本総領事館に亡命したいと訴える。保護を命じられたのは、元警視庁公安部外事二課(ソトニ)の伝説の刑事・筒見慶太郎だった。しかし、筒見が用意した「セーフハウス」で、北の外交官は無惨な死体となって見つかった。「日本にいる『亡霊(マンリョン)』を守ってくれ」という言葉を残して――。


公安警察を取材しつづけてきた著者が放つ渾身作。
東京で、元警察庁長官が狙撃される。一方、ニューヨークでは、北朝鮮の外交官が、日本総領事館に亡命を求めやってきた。
公安組織と対立し、在外公館の警護官として飛ばされていた一匹狼・筒見慶太郎が保護したその外交官は、絶対に場所が漏れないはずの「セーフハウス」で暗殺される。
「日本にいる『亡霊(マンリョン)』を守ってくれ」と言い残して……。
事件の背後に垣間見える、終戦時、日本に見捨てられ、彼の地に取り残された母子の、壮絶な運命。
戦後日本の官僚組織に打ち捨てられた人々の苦悩。それを踏み台に、北朝鮮の「体制崩壊後」を睨み、利権を狙う政財官。
北朝鮮に潜入した情報調査官が帯びた「密命」とは何だったのか。
果たして、日本の中枢にいる「亡霊」の正体とは。
そして、その秘めた狙いは――。


目次

序 章
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
第七章
終 章

書誌情報

紙版

発売日

2017年11月22日

ISBN

9784062817325

判型

A6

価格

定価:1,100円(本体1,000円)

通巻番号

ページ数

392ページ

シリーズ

講談社+α文庫

電子版

発売日

2017年11月21日

JDCN

06A0000000000008904W

初出

本書は2015年10月に小社より刊行された『マルトク 特別協力者 警視庁公安部外事二課 ソトニ』を改題、加筆・修正したものです。

著者紹介

著: 竹内 明(タケウチ メイ)

1969年生まれ。神奈川県茅ヶ崎市出身。 慶應義塾大学法学部卒業後、1991年にTBS入社。社会部、ニューヨーク特派員、政治部などを経て、ニュース番組「Nスタ」キャスターなどを務めながら、国際諜報戦や外交問題に関する取材を続けている。公安警察や検察を取材したノンフィクション作品として、2009年『ドキュメント秘匿捜査 警視庁公安部スパイハンターの344日』、2010年『時効捜査 警察庁長官狙撃事件の深層』(ともに講談社)がある。2014年には諜報ミステリー『背乗り 警視庁公安部外事二課』で初の小説を発表。

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