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自立が苦手な人へ―福沢諭吉と夏目漱石に学ぶ
ジリツガニガテナヒトヘフクザワユキチトナツメソウセキニマナブ
- 著: 長山 靖生

【著者からのメッセージ】
今、ちゃんと自立できている人はどれくらいいるのだろう。
長引く不況で経済的な自立はますます困難になっている。
四十すぎても親に援助をしてもらっている人も少なくない。
そういえばどこかの元首相も……。
だいたい現代日本では、国家自体が自立できていないという問題もある。
かくいう私も、子育てでは親に依存しているので、大きなことは言えない。
はっきりしているのは、いまや自立は大人の出発点ではなくて目標になりつつあるということだ。
「自立」について徹底的に考え、生活と社会を立て直したい。
【目次】
第一章 現代人が直面している「困難」の正体
第二章 自立への一歩―福沢諭吉に近代日本の出発を学ぶ
第三章 経済的自立と学問―福沢的「向上心」VS.漱石的「覚悟」
第四章 「いい仕事」と欲望装置と「自分らしさ」
第五章 弱者化する日本人
第六章 自立した個人と共同体の再生
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目次
第一章 現代人が直面している「困難」の正体
第二章 自立への一歩―福沢諭吉に近代日本の出発を学ぶ
第三章 経済的自立と学問―福沢的「向上心」VS.漱石的「覚悟」
第四章 「いい仕事」と欲望装置と「自分らしさ」
第五章 弱者化する日本人
第六章 自立した個人と共同体の再生
書誌情報
紙版
発売日
2010年06月18日
ISBN
9784062880572
判型
新書
価格
定価:814円(本体740円)
通巻番号
2057
ページ数
232ページ
シリーズ
講談社現代新書
電子版
発売日
2018年05月25日
JDCN
06A0000000000014564A
著者紹介
1962年、茨城県生まれ。評論家。歯学博士。鶴見大学歯学部卒業。歯科医のかたわら、文芸評論、社会時評などを通して、近代日本のイメージを刷新する仕事を手がける。 1996年、『偽史冒険世界』(ちくま文庫)で大衆文学研究賞を受賞。 著書に『テロとユートピア』(新潮選書)、『不勉強が身にしみる』『貧乏するにも程がある』(以上、光文社新書)、『若者はなぜ決められないのか』(ちくま新書)、『日露戦争』(新潮新書)、『日本SF精神史』(河出ブックス)などがある。