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伊東静雄
イトウシズオ
- 著: 杉本 秀太郎

萩原朔太郎が「日本に尚一人の詩人がある」と激賞した伊東静雄の第一詩集『わがひとに与ふる哀歌』。その詩群に魅了された著者が伝記的通説を排除し、註釈に徹した画期的詩人論。『哀歌』全篇に用心深く隠された連繋を、「私」と「半身」というふたりの擬作者に割り振り、『古今和歌集』、ヘルダーリンの詩、セガンティーニの絵に範例を求めつつ詩人の「意識の暗黒部との必死な格闘」を読み解く。
詩集『わがひとに与ふる哀歌』の画期的評釈。
伊東静雄の処女詩集全28篇に慎み深く隠された連繋を「私」と「半身」というふたりの擬作者に割り振ることで、詩人の「意識の暗黒部との必死な格闘」を読み解く。
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書誌情報
紙版
発売日
2009年05月10日
ISBN
9784062900492
判型
A6
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
352ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2014年05月09日
JDCN
0629004900100011000I
初出
筑摩書房刊「杉本秀太郎文枠5 幻城」(1996年7月)を底本とし、多少ふりがなを加え、著者による加筆訂正をおこなった。あとがき//初出:筑摩書房刊「伊東静雄 近代日本詩人選18」1985年7月。