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武士の誕生
ブシノタンジョウ
- 著: 関 幸彦

草深い辺境から「都の堕落した貴族」を倒すために現れたのか、それとも武芸を生業とした貴族社会の一員だったのか――。近年活況を呈する武士論の二つの見方を統合し、「武士誕生」の道筋を描く。古代の蝦夷との戦争が坂東の地に蒔いた「武の遺伝子」は、平将門、藤原秀郷らによって育まれ、武家の棟梁たる源義家、頼朝らによって大きく開花した。
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目次
はしがき
序章 ある武士団のものがたり――烟田一族の盛衰
1 怨乱――蝦夷問題の遺産
2 反乱――坂東の夢
3 内乱――棟梁の時代
終章 武士の発見
書誌情報
紙版
発売日
2013年01月11日
ISBN
9784062921503
判型
A6
価格
定価:1,298円(本体1,180円)
通巻番号
2150
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2017年01月20日
JDCN
0629215000100011000M
初出
原本「武士の誕生―坂東の兵どもの夢」は、1999年に日本放送出版協会より刊行されたもの。
著者紹介
1952年北海道生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻後期博士課程修了。鶴見大学文学部教授などを経て,現在,日本大学文理学部教授。主な著書に『北条政子』『東北の争乱と奥州合戦』『百人一首の歴史学』『鎌倉殿誕生』『その後の東国武士団』『承久の乱と後鳥羽院』ほか。