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しぐさの日本文化
シグサノニホンブンカ
- 著: 多田 道太郎

日常の出来事や風俗から日本文化をとらえる評論で知られる著者の真骨頂ともいえるエッセイ集。「ものまね」の芸に惹かれる心性、「しゃがむ」姿勢と文明との関係、指などによる身振り語ともいえるような身体化されたかたちや動作など、日本的なしぐさ、ことに「低さ」に通じるしぐさの数々から、深い意味を洞察する。(講談社学術文庫)
日常の出来事や風俗から日本文化をとらえる評論で知られる著者の真骨頂ともいえるエッセイ集。「ものまね」の芸に惹かれる心性、「しゃがむ」姿勢と文明との関係、指などによる身振り語ともいえるような身体化されたかたちや動作など、日本的なしぐさ、ことに「低さ」に通じるしぐさの数々から、深い意味を洞察する。
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目次
ものまね I
ものまね II
ものまね III
頑張る
あいづち
へだたり
低姿勢
寝ころぶ
握手
触れる
にらめっこ
はにかみ
笑い
微笑
作法 I
作法 II
いけばな
つながり
かたち
坐る I
坐る II
しゃがむ I
しゃがむ II
なじむ
七癖 I
七癖 II
腕・手・指
指切り
すり足 I
すり足 II
すり足 III
あてぶり
見たて I
見たて II
直立不動
表情
咳払い I
咳払い II
くしゃみ
あくび
泣く I
泣く II
むすぶ
解説対談 純粋溶解動物──加藤典洋と
書誌情報
紙版
発売日
2014年02月11日
ISBN
9784062922197
判型
A6
価格
定価:1,012円(本体920円)
通巻番号
2219
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2014年03月28日
JDCN
0629221900100011000N
初出
原本は1972年に筑摩書房、1978年に角川文庫から刊行された。1970年10月から1971年12月にかけて日本経済新聞に連載されたエッセイをもとにしたもの。文庫化にあたっては「多田道太郎著作集3」(1994年、筑摩書房)を底本としたが、単行本版、角川文庫版も参照した。
著者紹介
1924(大正13)年京都に生まれる。フランス文学者、評論家。京都大学文学部卒。京都大学名誉教授。退官後は明治学院大学、武庫川女子大学などで教鞭をとった。ルソーやボードレールの研究のほか、日常の出来事や風俗から日本文化をとらえる評論で知られる。1999年「変身放火論」で伊藤整文学賞。2007年没
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