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今昔物語集 本朝世俗篇 (下) 全現代語訳
コンジャクモノガタリシュウホンチョウセゾクヘンゲゼンゲンダイゴヤク
- 訳: 武石 彰夫

我が国最大の説話集であり、内容の多様さも文学的興趣も群を抜く「今昔物語集」。古来我が国で「世界」を意味した三国、天竺・震旦・本朝(インド・中国・日本)の一千を超える説話を収めた三十一巻(うち三巻を欠き、現存は二十八巻)のうち、本朝の世俗説話を収めた巻二十二~三十一。その平易で読みやすい全現代語訳をコンパクトに刊行。語注も充実。下巻は巻二十七~巻三十一。
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目次
巻第二十七 本朝 付霊鬼
三条東洞院の鬼殿の霊の語、第一
川原院の融左大臣の霊を宇陀院見給ふ語、第二
桃薗の柱の穴より児の手を指し出だして人を招く語、第三
冷泉院の東洞院の僧都殿の霊の語、第四
冷泉院の水の精、人の形となりて捕へらるる語、第五
東三条の銅の精、人の形となりて堀り出ださるる語、第六
在原業平中将の女、鬼にくはるる語、第七
内裏の松原にして、鬼、人の形となりて女をくふ語、第八
官の朝庁に参る弁、鬼の為にくはるる語、第九
仁寿殿の台代の御燈油取りに物来たる語、第十
~第四十五
巻二十八
巻二十九
巻三十
巻三十一
書誌情報
紙版
発売日
2016年08月11日
ISBN
9784062923736
判型
A6
価格
定価:2,706円(本体2,460円)
通巻番号
2373
ページ数
760ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2016年08月26日
JDCN
0629237300100011000E
初出
本書は『今昔物語集』巻第二十七から巻第三十一の現代語訳です。現代語訳文は『現代語訳対照 今昔物語集 本朝世俗部』(一)~(四)(旺文社刊、1984~1986年)の現代語訳を用いました。
著者紹介
1929-2011。東京都生まれ。国文学者。専門は仏教文学。法政大学文学部日本文学科卒業。文学博士。高知大学教授。仏教文化研究所長。著書に『仏教歌謡の研究』『和讃 : 仏教のポエジー』、編著書に『仏教歌謡集成』『仏教文学を読む事典』など多数。