今昔物語集 震旦篇 全現代語訳

マイページに作品情報をお届け!

電子あり

今昔物語集 震旦篇 全現代語訳

コンジャクモノガタリシュウシンダンヘンゼンゲンダイゴヤク

講談社学術文庫

全31巻からなる巨大説話集のうち、震旦(中国)を舞台にした仏教起源、仏霊験、法霊験、因果応報、そして世俗の説話を集めた巻六~十を収録。玄奘三蔵、孟宗、始皇帝、高祖、玄宗、楊貴妃、孔子……と著名な人物たちが豊かな人間像を描き、教訓を世に遺す。講談社学術文庫刊『今昔物語集』(六)~(九)より現代語訳を抽出し、一冊に再編集。既刊『本朝世俗篇(上・下)』『天竺篇』に続く第4弾。


目次

巻六
震旦の秦の始皇の時、天竺の僧渡れる語
震旦の後漢の明帝の時、仏法渡れる語
玄奘三蔵、天竺に渡りて法を伝え帰り来る語
ほか

巻七
唐の玄宗、初めて大般若経を供養する語
沙弥、法花経を読むに二字を忘れしが遂に悟るを得る語
馬を救わんが為に法花経を写して難を免れたる人の語
ほか

(巻八欠巻)

巻九
震旦の孟宗、老母に孝りて冬に笋を得る語
震旦の隋の代の人、母の馬と成れるを得て泣き悲しむ語
河南の人の婦、姑に蚯蚓の羹を食せ令めしに依りて現報を得る語
ほか

巻十
秦の始皇、感楊宮に在りて世を政つ語
高祖、項羽を罰ちて始めて漢の代に帝王と為る語
唐の玄宗の妃楊貴妃、皇寵に依りて殺さ被る語
ほか

書誌情報

紙版

発売日

2020年02月12日

ISBN

9784065186930

判型

A6

価格

定価:2,035円(本体1,850円)

通巻番号

2606

ページ数

576ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2020年02月12日

JDCN

06A0000000000184145B

初出

本書は1983~1984年刊の講談社学術文庫『今昔物語集』(六)~(九)より抜粋、再編集したものです。

著者紹介

訳: 国東 文麿(クニサキ フミマロ)

1916-2012。旧制早稲田大学文学部卒業。専門は日本文学。早稲田大学名誉教授。著書に『今昔物語集成立考』『今昔物語集作者考』、訳書に『今昔物語集 天竺篇 全現代語訳』。

オンライン書店一覧

ネット書店一覧

電子版取扱い書店一覧

既刊・関連作品一覧

関連シリーズ

BACK
NEXT

製品関連情報