『老子』 その思想を読み尽くす

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『老子』 その思想を読み尽くす

ロウシソノシソウヲヨミツクス

講談社学術文庫

『老子』には、「無為自然」「道」「徳」の根本思想、「小国寡民」「無為の治」の政治哲学、「不争」の倫理思想、養生思想など、古代中国の思想の根幹がある。本書は、『老子』の諸思想を総合的・体系的に解明し、その諸思想の内容を分かりやすく解説。充実の【注】は、『老子』成立の諸事情と思想の内容にも深く立ち入る。原文全文と【読み下し】【現代語訳】も収録。『老子』の初学者から専門家までをカヴァーする決定版。


『老子』には、「無為自然」「道」「徳」の根本思想、「小国寡民」「無為の治」の政治哲学、「不争」の倫理思想、養生思想など、古代中国の思想の根幹があります。
後の世の『荘子』『呂氏春秋』『韓非子』『荀子』『淮南子』などに多大なる影響を与えました。
本書は、『老子』に含まれる諸思想を総合的・体系的に解明して、その諸思想のありのままの内容を分かりやすい形で提供します。その際、馬王堆帛書甲本を始めとする各種の出土資料本『老子』を重視して、古い『老子』の本来の姿を紹介することに努めています。
充実した【注】は、『老子』成立の諸事情を解明するとともに、思想の個々の内容にも深く立ち入るものとなっています。
巻末には、『老子』の原文全文と【読み下し】【現代語訳】を収録しています。
『老子』の初学者から専門家までをカヴァーする決定版です。


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  • 次巻

目次

前書き
凡例
目 次
第1部 人物・老子と書『老子』
 第1章 老子という人
  1 司馬遷の著わした『史記』老子列伝
  2 謎に包まれた老子という人物
  3 老子イメージの展開と「道家」の形成
  4 ラインアップした道家の書物と人物
  注
 第2章 『老子』という書
  1 戦国時代末期における『老子』の編纂
  2 馬王堆帛書『老子』の出土
  3 郭店楚簡『老子』の新たな登場
  4 北京大学簡『老子』の新たな出現
  5 結 論
 注
第2部 『老子』の思想
   始めに
 第1章 『老子』の哲学
  注
 第2章 『老子』の倫理思想
    注
 第3章 『老子』の政治思想
    注
 第4章 『老子』の養生思想
  注
 第5章 『老子』の自然思想

 
終わりに
『老子』原文・読み下し・現代語訳
後書き

書誌情報

紙版

発売日

2017年03月11日

ISBN

9784062924160

判型

A6

価格

定価:3,300円(本体3,000円)

通巻番号

2416

ページ数

864ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2017年03月17日

JDCN

0629241600100011000K

初出

書き下ろし

著者紹介

著: 池田 知久(イケダ トモヒサ)

池田 知久(いけだ ともひさ) 1942年生まれ。 東京大学文学部卒業。同大学院大学院博士課程修了。東京大学教授、大東文化大学教授などを歴任。現在、東京大学名誉教授。専門は中国思想。 著書に、『荘子 全訳注』(上下)『馬王堆漢墓帛書五行篇研究』 『諸子百家文選』『老荘思想』 』『郭店楚簡儒教研究』『占いの創造力 現代中国周易論文集』『老子』、『中国思想文化事典』(共著) などがある

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