
マイページに作品情報をお届け!
光る牙
ヒカルキバ
- 著: 吉村 龍一

厳冬の北海道、消息を絶ったカメラマン捜索のため、若き森林保護官はスキーを履き、険しい山中へ向かう。カメラマンは無残な遺体で発見され、手負いの羆は銃殺され事件は一件落着したかに見えた。しかし、噛み跡はその羆のものより遙かに巨大だった。最強の野生動物「羆」との壮絶な死闘を描く、元自衛隊の、期待の大型新人による傑作山岳小説。
はかりしれない自然への畏怖の念。血が騒ぎます。胸をうちます。冒険小説ファンは必読。驚くぞ。読むべし!―池上冬樹(文芸評論家)
生きとし生けるものすべてへの畏敬の念が静かに満ちている。―角田光代(作家)
むせかえるような自然と獣の匂い、五感の全てを刺激する傑作。―さわや書店フェザン店 松本大介
オンライン書店で購入する
目次
プロローグ
一章 白い谷
二章 食害
三章 銃声
四章 タンデムベルト
五章 凶弾
六章 発火点
エピローグ
書誌情報
紙版
発売日
2015年03月13日
ISBN
9784062930628
判型
A6
価格
定価:704円(本体640円)
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2015年04月10日
JDCN
0629306200100011000R
初出
本書は2013年3月に小社より単行本として刊行されました。
著者紹介
1967年山形県南陽市生まれ。高校卒業後自衛隊入隊。除隊後、近畿大学豊岡短期大学卒業。2012年に第6回小説現代長編新人賞受賞作『焔火』でデビュー。本書が2作目となる。