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光る牙
ヒカルキバ
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日本最強の獣≪羆≫と森林保護官、望まざる死闘の果ては。 元自衛隊の小説現代新人賞作家が、自然と人間を描き切った渾身作! 北海道日高山脈の王≪羆≫――。真冬にカメラマンが下山しないことで、物語は始まる。森林保護官・樋口孝也は、上司の山崎とともに捜索に乗り出すが、発見された死体には羆の爪痕があった。「食害事件」として始まった道警の捜査は、ひとつの終結を迎えるが……。 角田光代氏、花村萬月氏が絶賛した小説現代長編新人賞『焔火』から1年――凝縮された文体で掴み取った山岳小説の新たなる収穫!
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最新刊情報
光る牙
発売日:2015年03月13日
厳冬の北海道、消息を絶ったカメラマン捜索のため、若き森林保護官はスキーを履き、険しい山中へ向かう。カメラマンは無残な遺体で発見され、手負いの羆は銃殺され事件は一件落着したかに見えた。しかし、噛み跡はその羆のものより遙かに巨大だった。最強の野生動物「羆」との壮絶な死闘を描く、元自衛隊の、期待の大型新人による傑作山岳小説。 はかりしれない自然への畏怖の念。血が騒ぎます。胸をうちます。冒険小説ファンは必読。驚くぞ。読むべし!―池上冬樹(文芸評論家) 生きとし生けるものすべてへの畏敬の念が静かに満ちている。―角田光代(作家) むせかえるような自然と獣の匂い、五感の全てを刺激する傑作。―さわや書店フェザン店 松本大介